🛫反転🧭旅記🛫 具現化能力者の画レ虚は、反転世界へ旅立ち、摩訶不思議学校の校長マクベスを倒し、ファルスの革命者として、原初の神を殺します。
2 文殊画レ子は、空想具現化によって、分身キャラクターを具現化する。
2 文殊画レ子は、空想具現化によって、分身キャラクターを具現化する。
ピピピピ、PPPPPP、PPPP。
「ねえ。
文学の
ミーニャが視える様になったのは、物心ついた時、五歳の頃だったと
「私の事が
床に耳を
そんな事を思っていた。
お風呂場に、
水が
とても
シャンプーの
桶の中の空気に押されて水から上がってくる。
「不思議だなー。」
洗濯機の中に
「不思議だなー、汚れが此れで取れて、いい匂いに成るだ何て、不思議だなー。」
海の匂いがした。
「帰って来てたの???。」
海に友達と遊びに行っていた、鬼ちゃんが、帰って来た。洗面所に服を脱ぎ
「レモンサワーを又飲んでいるの???。」
「私は、レモン汁と
「まーた、
庭には、
「緋音ちゃんってアネモネ好きだよね、如何して???。」
「理由なんてどうだっていいじゃん!!!。なんか、良いんだよねこの花。綺麗で、いい匂いで、形かなー強いて言えば・・・。」
「私は、花なんて大っ嫌いだよ!!!。」
其の時、僕は、この二人の会話が、神話の、イライザと、ブラックフラワーの話に似ていると思った。
「だって、花なんて直ぐに枯れちゃうじゃん。私は、
メロンは、生き物が嫌いだった。宝石の様な、決して衰える事のないものに成ろうとしていた。
「岩に成りたい。」
「メロン、変わってるよね」
「緋音に言われたら心外だよ。」
けれど、あのアネモネや、
「何だか、
メロンは言った。
久しぶりに、緋音の家に遊びに行ったのに、小さな頃とはすっかり変わって終っていた。
「まあ、こんなものよね。」
「花は好きじゃなかったの???。」
「親が、
「まあ、そりゃ気の毒に。」
「おばあちゃんが亡くなったんだってねえ。」
緋音のおばあちゃん。よく小さい頃遊びに連れていってもらったっけな・・・。
「私が上京してから色々あったのねえ。」
メロンは、そういって、土産に御菓子と、アネモネのストラップをくれた。
「ありがとう。
「緋音、
メロンは、
そして私は、
近頃、誰にも言っていない秘密が或る。
洞窟で見つけた、遠い宇宙の石。
マリンライトと呼んでいる此の石。
生きている。
ドクン、ドクン、ドクン。
石の振動が伝わってくる。
石の進化によって生まれた、
私は、其の石を持ち帰って、調べた。
石が吸収できるのは、あくまでも金属、
電気で動き、
石は
石は、別の石の成分を交換する事で、新たな石を創る事が出来る。性別はない。どの石とでも、
石は、粉々に砕けたり、高温で熱せられ、状態変化し、気体に成ると、元に戻れなくなり、生き物ではなくなる。
私は、これ等の生物を神話の石人 フライデーにならい、フライデーと名付けた。
明日という言葉が嫌いだった。
明日が来るのが、怖かった。
夜の時間は長くなっていった。
次の日の朝は、絶望的で、何の気力もなく、ベットに伏せて、眠る。
昼頃に目を覚まし、だらだらと
「不安は或る。」
妖精は、僕の話相手にしかなってくれない。
「一体、何が不安なんだい?。」
不安、そんな物はない。
「僕が、此れから先やっていけるかは、きっと如何にか成る問題だ。問題は、そうでは無い。其れは、自分の限界以上の事を、望んでいることだ。」
「
妖精は笑った。
何事も
何をするにしても極端。
「僕は、何にだって成りたい。」
科学者にだって、医者にだって、
そんな、不可能を願っていた。
「人間できる事は限られているさ。」
「本物に成りたけりゃ、何かを捨てて、一つの事に
分かっているさ。
そんな事・・・。其れなのに、決められない。
如何しても、一つの事では、
一つのことさえ満足にこなしていないのに、僕は、色々なものに手を出す。或る程度まで極めて、そういったものが複数或るだけで、一番にはなれて居ない。無様な有様だ。
「
バカだってことにさえ気が付けない何て、不幸だね。
幸せだと言っているこの人は何も知らないから幸せでいられるんだ。
自分が
そうした
チリン。チリン。チリン。
元は、饅頭屋だったのが、次第に、姿を変え今の形になったという。
鬼ヶ島
そして緋音は、私のもう一つの名前。
新宿 緋音 想像上の私、其れはちょうどゲームの世界に創った理想の自分其れそのもの。
私が被っている着ぐるみ。
ミーニャが視える様になってから、数日、ずっと考えて居た、空想していた、架空のキャラクターが、目の前に現れて話し出した、其の時其のキャラクターに身体と成る、物を工作した。
丁度フィギアを創る様にして、其の空間上に3Dとして、見えていた鬼ヶ島 鬼が小さなフィギアと成って、動きだしたので或る。
それ以来、幾つかの幻想具現を心見たが、成功したのは、新宿メロンと新宿緋音だけであった。
どうやら、具現化には相当な
想像力が
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます