第15話 【第漆號地下鉄(メトロズィーベン)】と【第捌號地下鉄(アハトライナー)】
異世界三日目。常井氏とは、午前9時に待ち合わせ。今日は本を読みながらの登場ではないけど、まさか、昨日徹夜で読み終えたとかいうことはないだろうね……。
【荏原三角商店街】を出て、【壱番道路】をさらに南下すると、この世界版の「環状七号線」、通称【漆番道路】に交差する。その地下には、【
同様に、この世界版の「環状八号線」、通称【捌番道路】の地下には、【
表世界では、「メトロセブン」と「エイトライナー」という架空鉄道があるのだが、この【
【
銅貨5枚を支払い、【
「命名者は、我が
「師弟だったんですねぇ……。そういえば雰囲気が似ている気がする。」
「無意識に模範にしているからだろうな。そういえば、君には物凄く才能があるように感じる。どうだ?私の
「申し出は有り難いのですが、学費というか、授業料の問題が発生しますよね?」
実際、いつ表の世界に戻れるのか分からない。金策の手段を考える必要がある。
「【都市探索協会】という、公共職業安定所のような、或いは、ゲームにおける冒険者
「業務内容にもよりますけどね。」
「私は君の世界でいえば、文部卿、兼、【登戸研究所】所長、兼、付属学校【
大学には、ティーチングアシスタント―「TA」と略す―とか、フェローと呼ばれる大学院生がいるが、その
こうして、郡山青年は、半強制的に常井学長の【使徒】とかいう名称の、弟子兼部下という扱いになってしまった。
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【
【大森】→【蛇窪】→【長原】→【上馬】→【若林】→【
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暫く【
電車が止まってしまった場所は、元々、降車予定だった、表世界における『方南町』辺りではなく、その手前の『
地名は珍しいことに、この世界でも表世界と同じく、【
しかし、この突然の停車の原因は、その地名の由来となる存在に起因していた。まもなく車内放送でそのことが知れ渡る。
「【
ダイダラボッチではないのか?!
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