第8話 【神代古書店街】
郡山青年は、【神代古書店街】を歩いていた。
表の世界では、
裏の世界でも同様に、【神代古書店街】は、首都の【
但し、表と裏の世界では、書籍の内容は似て非なるものであり、これも【別次元の領域】である。
例えば、『
いずれも読んだことはないが、表と裏の世界では、書籍の内容は異なる内容であることは直観的に分かる。
こうした本もお買い得な価格になっているので、何冊か買っておく。
現在、金貨11枚、銀貨20枚、銅貨10枚。ここから、金貨1枚を支払うと、銀貨5枚がお釣りとして返ってくる。残高は、金貨10枚、銀貨25枚、銅貨10枚。
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【神代古書店街】には、宿屋がある。晩飯と朝食込みで銀貨3枚。現在の残高は、金貨10枚、銀貨22枚、銅貨10枚。晩飯は、食券で、セルフ方式の食堂。親子丼などの丼と、うどん・そばなどの麺類。値段はお手頃価格。これでは、まるで学食のようだが、普通の異世界小説のように、得体の知れない食事が出て来ることを鑑みれば、随分贅沢な話である。
寝室は狭いが個室。明日の待ち合わせは、午前10時に【二本橋】という、表世界の『日本橋』と対になっているであろう場所にて。明日に備えて早めに就寝することにする。こうして、郡山青年の異世界初日は終わるのであった。
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