陰陽師の現当主が陰陽師育成学校に入学する??
さまえる
とある学校で
「おはよう
真紀「おはよう
紗香「真紀昨日のニュース見た?」
真紀「見た見た。また殺されたんでしょ」
紗香「そうなのよ。現場には警察官も居たけれど太刀打ちできなかったらしいよ」
真紀「学校には結界が張ってあるから大丈夫だと思うんだけど通学路が怖いよね。帰り何にもないと良いけど」
紗香「今日の警報レベル見た?」
真紀「今日は警報だったね。本当に注意して帰らないとね」
紗香「警報の日ってさ警察官と祈祷師の人が多くなってるじゃん。まぁそのおかげで安心して帰ることができているんだけど」
真紀「そうね」
紗香「そういえば昨日のニュースってさ、学校の近くじゃなかった?」
真紀「そうなの?」
紗香「確かそうだったはず。警察官は爪か何かで引き裂かれたような傷を負っていて死亡していたって。それに一番最初の被害者は上半身だけが無かったんだって。怖いね」
すると担任が慌てた様子で教室に入ってきた。
担任「おはよう。みんな落ち着いてよく聞いてね。いま学校に妖怪が入っているって連絡があったの。だから教師たちの避難誘導に従ってね。警察官の方もいるから大丈夫だと思うけれど万が一のためにみんなに渡すから渡した人から順に廊下に出て誘導に従って」
そう言うと担任が札を渡し始めた。クラのみんなはざわついている。他のクラスにもこの話が伝わったのか騒がしい。
するとそこへ数人の警察官がやってきた。
警察官「札を受け取った方から急いでこちらに来てください。」
そう言い避難誘導が始まった。
生徒たちは避難訓練でしかやった事ないため呑気に移動している。
そこで一人の警察官が声を上げた。
警察官「おい、急いで動け甘えたらお前たち全員死ぬぞ」
そう言われると私たちのクラスは静かになり全員が大人しく警察官の誘導に従っていく。
担任「
すると先生が別方向に進み始める。
真紀「先生そっち避難誘導場所じゃありませんよ。」そう言うと担任は
担任「あなた私が視えるのね」
と意味不明な言葉を発した。
真紀「先生?」
私は確かに担任の列に並んで担任に付いてきたはずなのに何で私は札を貰っていないの?
そう思い、歩いてきた道を振り返る。するとそこには担任がまっすぐ避難誘導に従い歩いている姿があった。
じゃあこの人は誰?
パクッ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます