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 巨大な黒い影は、自分が釣り上げられる可能性を感じる事もなく水中を進んでいた。

 己が実装されてからこれで3回目の大会を向かえている。 

 コレまでに、自分に対してアクションを仕掛けてきたプレイヤーは皆無。 

 きっとこれからも、ずっとそうなのだろうと孤独に酔いしれながら暗い回遊路を定期便の様に進んでいくと――!?

 鼻先を石が、かすめて沈んで行った……

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