不思議な模様 ②





 


 遺伝子が関わっているということは予想できます。でもその遺伝子って、どうやってできるんですか? 教えてください、その道の方。例えばの話、「敵から身を守るために毒々しい見た目にする」というのは、どの段階で生じるのでしょう。または、できるのでしょう。


 ある時ある一匹が、「よっしゃ敵から身を守るために色変えるぞ~っ! 背中は黒で~、お尻は赤になれ~っ! ちちんぷいぷい!」って色が変わるというのは……(ごめんなさい決してふざけてないです)、まあなさそう(いや、分かりませんが)。


 それとも、ある時ある一匹のお母さんとお父さんが子供をつくった時に、「よしよし、生れてくる子ども達、身を守るためにお尻の部分は赤くするのよ!」となったりするのか。


 いやいや、突然変異で色が変わって、その一匹だけが生き残るとか、他の生物に捕食された時に捕食した側が変異したとか、そんなこんなで遺伝子が広がって今に至るとか。環境に適応するための力。これが一番有力そう。というか、たぶんこれなのでしょうが、あるときのある一匹が「こうすればいいんだ!」「赤くなればいいんだ!」となったとして、それがどうやって遺伝していくのですか。


 わからなくなってきた!


 もちろん私にはなーんの知識もないです。


 こういうのって、もちろん人間だってそうですよね。昔は海の中に漂う単細胞のバクテリア。それが光合成を始めて、真核細胞になって……云々、時を経て魚類となり、陸上生物となり、猿になり、二足歩行をして火を使う動物になった。


 ああ、私って、なんでこんな形をしているの!


 この先、千年、一万年、一億年たったら、その時の人間は今の人間と同じ形をしているのでしょうか。46本の遺伝子が69本になったりとか、羽でも生えてたりもするのでしょうか。


 それって有り得ることですか?


 不思議ですね。(思考放棄)


 この話題に関して思い出すのは「カッコウの托卵」です。

 カッコウ科の鳥、例えばカッコウやホトトギスの親鳥は、まったく別の鳥の巣に自分の卵を一つ産み落とします。すると、生れたばかりのカッコウの雛は目も開かないうちに、生来的にその巣から他の卵や生れた雛を全て外へ蹴落とすのですって。そして巣の親鳥は、まったく見た目も違い、自分よりも大きな雛に対して、せっせと餌を運び、甲斐甲斐しく世話をするそう。


 すごい。


 そして残酷。


 まあ、カッコウさん達にしてみればそれが生きる術。残酷という言葉は合わないかも知れません。



 けれども果たして一番始めのカッコウさんは、「生れたら他のやつを巣から蹴落とす」という行動をしていたのでしょうか。いつからカッコウさん達のその行動が生来的になったのでしょうか。


 教えてください、博識のある方。


 もちろん、托卵された側も学習するので、卵を見分ける力をつけているそうです。


 そして世の中には托卵について研究をされている凄い方もいるそうなので、そのうち私の疑問も晴れるのかもしれません。「自分で調べろよ!」と思ったあなた。ごもっとも。


 今の時代、検索ボタンをポチッと押せば、一発で色々なことが分かります。私も日々それで疑問を解消したりしていますけれど、クリック一つで悩みを解決してしまうのも、なんだか安直だなーって思います。そして、ネットの海の中に漂っている数多もの言葉が、本当に正しいのかどうか。


 それも含めて、いつも考えさせられます。

 そんなこんなで、いろんなことに疑問を抱きつつ、解決せずに次のことを考えてしまう私。悪いクセ。


 今度は自分で調べてみる努力を持つことにします。疑問が晴れたらいつかまた、報告しますね。


 ちなみに今これを書いていてふと思ったことは、何故カクヨムのルビの例が「加茂川かもがわの水」なのかです。

 加茂川、好きなのかな。千曲川ちくまがわとかじゃダメだったのですか。「の鑑賞」も気になる。なぜそこに傍点をつくのでしょう。


 

 ところで皆さんは、日々どのような疑問を抱いていらっしゃいますか?





 藤橋のひとりごと日記 二ページ目 


 おしまい。




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