第32話 魔女との出会い
ちかくの森に魔性の女、魔女が住んでいるという噂を耳にした。どうやら、すごい美人らしい。
それは是非会ってみたいと下心を抱いて、美人と噂の魔女の住んでるという家に言ってみた。ちょうど、溜まってるんだよね。まぁ、ダメ元で、いくかな。
「こんにちは、誰かいますか?」
「こんにちは、こんなところに何の用ですか?」
噂とおりの、綺麗な女がいた。
「初めまして、おれの名前はタクトだ。貴方のお名前は何というのですか?」
「初めまして、タクトさん。わたしの名前は、シャーロットです。」
「シャーロットさん、こんなところに、1人で暮らしてるのは、不便じゃないですか?森は危ないですし、俺の村にひっこしてこないか?」
「いえ、けっこうです。」
「えっ、なんでですか?ここじゃ、危ないじゃないですか?」
「いえ、大丈夫です。わたしは、魔法使えるので、戦えますし。」
「そうでしたか、そんな強いんですか?それなら、ぜひとも、俺の村の防衛に力を貸してほしい。」
「嫌です。お帰りください。村には行きたくないです。」
「嫌です。一緒に来てくれるまで、帰りません。」
「意味わかりません。はやく、帰れ。」
あちゃぁ、言葉遣いが、汚くなってるわ。
やばっ、失敗した。美人に罵られる、ちょっといいかも。ますます村に来てもらう。強く心に、決めた。
「じゃあ、今日は帰ります。でも、また来ます。あと、貴方みたいな女性、めっちゃタイプなんです。」
翌日、また魔女の住む家に行った。手土産に、村の畑で、栽培している野菜と花を持っていった。
「こんにちは。また来ちゃいました。村に一緒に来てくれませんか?野菜とお花、持ってきました、よろしかったら、どうぞ。」
「また、来たのですか?何度きても、村に行くことはないです。野菜とお花も、いらないです。」
「いえ、持ってきたのを、また持って帰ることなんてできません。村には来なくてもいいです。そのかわり、俺がここにきます。」
毎日、こんな辺鄙なとこには、これないので、3日1回の頻度で、シャーロットに会いにいった。何度も会ってると好感度や親しみがあがる、心理学で、なんとか効果ってやつだ。確実に落とす。恋愛マスターにできないわけがない。
シャーロットとも、だいぶ仲良くなった。そろそろ、手を出すときだ。いざ、勝負だ。
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