第16話 悪だくみと心の葛藤

 いつもと同じように、チャラ男と魔物退治に出かけた。今回は、少し考えがあって、チャラ男に敵が、いくように上手く仕向けた。嵌めてやるつもりだ。


 チャラ男は苦戦して、大怪我を負ってしまった。

チャラ男が重傷を負ったのをみて、ようやく本気で、敵を片付けた。薬草を使って治療をする前に、隷属の首輪をつけて、刃向かえないように奴隷にした。ようやくどす黒い妬みの感情から、解き放たれた気がした。


 ほんとは殺すほうが楽なんだけど、なにも悪いことをしてないのに、殺すのは、さすがにまずいので、こういう手段しかなかったと、自分に言い聞かせた。


 もし自分が、攻撃されたら、身を守るために、容赦なく殺すけど、ただ嫉妬とか女が自分から離れていくのを、邪魔するための、人殺しは、まだ僅かに残ってる良心がとどめていた。





 

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