第41話 引っ越し

 引っ越しをした夢を見た。


 何故か、一昨年、亡くなった母親も一緒で。


 引っ越した先は自分が高校の頃まで住んでいた家だったが、嫌だったので、今の家に戻った。


 コタツで寝ていると、押し入れからテレビを見ている女学生がいる。


 弟さんを待っているんです。


 そう、堪えたので放っておくと、コタツで寝ている内に、弟がいきなり風呂に入ると風呂に入ってしまった。


 余りに、長いので様子を見に行くと消えていた。


 押し入れの女学生は知らない学生を一緒にいたので、お前は誰だという事になり、学生手帳を取り上げて、警察に電話をした。


 玄関先で待っていると、テレビで有名な評論家が車で乗り付けて来た。


 隣に住んでいるらしい。


 挨拶を交わしている間に、パトカーがやって来たので、学生を引き渡した。


 女学生の髪型が変わっていたが、あなた、県大会に出るんでしょ、県大会までには帰って来れるわと説得していた。


 そこで、目が覚めた。


 夢は支離滅裂なものだが、変に実感があった。

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