第5話 落ちる

 寝るというのは、行為として「寝るぞ」と思っても中々、眠れない。


 何かをしていて、そのまま意識がぼんやりして、落ちる。


 この頃、自分の寝方はそういう風になってしまった。


 今日も、このワークスペースに愚にも付かないような呟きを描いている内に、落ちていくだろう。


 そんな期待をもって書き始めた。


 落ちない。


 落ちようと思って気張っても、落ちないぞと思いながらの方が良いのかも知れない。

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