第3話 師走
昨日、用事から帰って来て、宵寝をしたら、日付変更線前に起きてしまった。
そのまま、寝ても良いのだが、処方されている薬の事もあるし、軽い食事をして、日付変更線が変わった時点で、昨日、食べるはずだった夕食を食べて、処方箋の薬を飲んだ。
去年、いきなり亡くなった母親の夢を見るかと思ったら、そんな事はなくて、意識が途切れて、そのまま暗い場所に落ちていった。
多分、自分が死ぬ時もこんな感じで意識が途切れて、眠ったままで終わるんだろうな。
目が覚めて、ぼやけた視界で自分を確認して、時間を確認して、自分がまだ生きているのを確認した。
死ぬまでは、これの繰り返しになるだろう。
日付線が変わると、師走になっていて、12月になっていた。
多分、後二時間ほどで落ちてくれれば、良いが、このまま起きているのも間抜けだな。
生きてこそ、と思うが、生きるというのは間抜けな繰り返しかもしれない。
眠気が出てくるまで、何か、読んで過ごそうか。
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