第6話〈〈新婚さん:その2〉〉

お引っ越し〔その前に週末デート〕

新婚旅行に行く前に新居へのお引っ越しをするお二人さん♪

実は結婚式の前にこんなお買い物デートをしていたのだった。


使いなれた物や衣類等以外、気に入った家具や日用品、家電関係があったら新しく買いそろえようねと話し合っていた陸奥君と冴子さん♪


そんでもってやってきました大安吉日な土曜日!

(二人共以外とそんなのを気にしたりする)

早速お買い物を兼ねた《健全なデート(笑)》をする為に街へ出掛けていたのだった。

※ちなみに遠隔系の《とあるアイテム》は装着済みの冴子さんです♪

(その辺は二人にとって《健全なデート》の範囲内に入るらしい…)



【インテリヤ雑貨編】


「陸奥様~これ欲しいかも♪」

一目惚れしたのか、ハートマークを振り撒く冴子さん♪

早速立ち寄ったインテリヤ雑貨店の奥に置いてあるインテリヤ?に心奪われていた。

「でも何処に置くの?」

「勿論寝室です♪♪」

「了解、店員さんこれ買います」

「………ハイ(汗)…………」


何故か笑顔で冷や汗をかいている女性の店員さんは、お会計が終わった二人の背中を見送りながらポツリと呟いた。

「冗談で飾ってたんだけど…」


そんな店員さんが振り返った目線の先には…

《あら不思議!自宅のドアが磔付台に超簡単早変り♪》

そう書かれたプライスカードが貼り付けある

そっち系のインテリヤグッズが飾られていたのであった(@ ̄□ ̄@;)!!

(どんな店だよ…)

ちなみにオプション込みで税込19800円ね♪




【家電編】


「………………」

珍しく腕を組んでいる陸奥君♪

三件目に立ち寄った家電量販店の奥に置いてある家電を見て悩んでいる様だ。

「どうしたのですか陸奥様?」

「バスルームの防音効果はどの位あるんだろ?」

なぜ彼がそんな事を考えてるいるのか解らない冴子さんは、陸奥君が見つめている家電が何なのか確かめてみた。

「まぁ~♪♪」

すると再び心を奪われた冴子さん(笑)

そのリアクションを見た陸奥君は…

「店員さんこれ買います」

「………ハイ(汗)…………」


何故か笑顔で冷や汗をかいている女性の店員さんは、お会計が終わった二人の背中を見送りながらポツリと呟いた。

「冗談で飾ってたんだけど…」


そんな店員さんが振り返った目線の先には…

《バスルームのインテリヤにも♪ブルーレイ搭載録画機能付き防水19インチフルセグワンセグテレビ&マシンガンピストン·デ○○ドセット》

そう書かれたプライスカードが貼り付けある(笑)

要はそっち系もセットになった家電商品が飾られていたのであった(@ ̄□ ̄@;)!!

(…大丈夫かこの界隈の店…)

こっちは別売オプション込みで税込108500円ね♪




【日用品編】


「陸奥様、結構お買い物しましたね♪」

「後は日用品もろもろ」

「ま♡モロモロなんて♪」

何だ何だ?

いきなり変な方向に話が向き始めてきたぞ!


ハートマークを身体全体で振り撒く冴子さん♪

そろそろエキサイティング·タイムに移行したいのか、熱い眼差しを誰かさんに向けていた(笑)


そんな時である…

【ルルルル♪ルルルル♪】

珍しく冴子さんと一緒の時に陸奥君の携帯が鳴った!

陸奥君は冴子さんに断りを入れながら携帯で誰かと話を始めるのだが…

「………………はい、一緒です」

「?」

会話のやり取りからして、どうも二人の共通の知り合いからの様だ。


「解りした、今からそちらに向かいます」

「誰からでした?」

携帯を切った陸奥君は、そう冴子に聞かれるとポツンと言った…

「お義父さんがギックリ腰だって」

「え!」

「実家に急ごうか」

「あら、病院じゃないのですか?」

「今寝室らしい」

とことんクールに話す陸奥君なのだけど、何故かちょっぴり照れている。


「は!まさか…」

「そのまさか」

冴子さんは何かを察したのだが、それを見て陸奥君は相槌をうった。


つまり…

お義父さんとお義母さんは久しぶりに昼間っからエキサイティングしていたのだが、途中で張り切り過ぎて違う意味で逝っちゃったらしいのだ(笑)


何故か笑顔で冷や汗をかいているお二人さんさんは、そのまま無言でタクシーを拾うと足早にこの場去るのだった。




その後…

折角のムードを壊された冴子さんは、プライベートでも職場でも社長である父親とは口を聞かなかったらしい…(笑)


それと本当に余談なのだが…

冴子さんは寿退社せず、共稼ぎをする事に決まったそうだ♪















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る