第3話〈〈あらためて〉〉
婚約〔冴子さんは知らなかった〕
道明寺 陸奥君(30歳)は新進気鋭の人気作家である。
28歳の時、突然作家デビューしたかと思うと、あれよあれよと人気作家の仲間入りしたのだが、全くメディアに顔を出さない処かサイン会すら行わない、ゴシップさえも浮かんでこない、本当にプライベートが謎に包まれた作家なのであった。
そんな陸奥君から…
「冴子さん、これ渡しとく」
「?!(・◇・;) ?」
土曜の今日はラバースーツでキメながら、彼氏宅で掃除機片手に幸せで身悶えている冴子さんに、陸奥君は一冊の通帳を手渡した。
※所で冴子さん♪何時も思うけど…
仕事とプライベートのON-OFFがエベレストの高さ位違うね(笑)
「僕の全財産…」
それを聞いた冴子さんは何気に通帳を開いて驚いた!
「え…えー!!」
彼女の予想を遥かに越えている…
「の半分…マンション買ったから少し減ったけど」
…それを聞いた冴子さんは、変な汗をかきながらその場で気を失ってしまった(笑)
あれから三十分後…
バニーさん(首輪付)に着替えた冴子さんは、正座をしながら陸奥に質問した。
(身体を締め付けるピンクの綿縄ロープが妙に似合っているのはこの際おいといて♪)
「陸奥様毎月どの位収入があるのですか?」
「原稿料、印税、著作権料、プロデュース料、ブログの広告収益にゲームの脚本料、他にバイト料迄合わせたら……はて、いくらだろう?」
……バイト料って何?
ドMの冴子さんが思わずツッコミを入れたくなっている(笑)
(オイオイ)
だが相変わらずポーカーフェイスな陸奥君は、今度は段ボールを一つ彼女の目の前に差し出した。
「それとこれプレゼント」
「?何ですの?」
「自分がプロデュースした最新アダルトグッズの数々」
これがプロデュース料の出所らしい~
「ま♪♪♪」
「冴子さん」
「陸奥様~♪」
只今午前11時過ぎ
そして…
「キャー♪♪」
夕食をはさんで二人が本気で眠りについたのは明け方の五時過ぎだった
今夜は彼氏の自宅で昼間っから明け方までエキサイティング♪
…若いって凄いな……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます