ドM⇔ドS♪(道明寺 陸奥君はドSで道明寺 冴子さんはドM♪)

神威ルート

第1話はじめに

〈〈はじめに〉〉


プロローグ〔そのいち:旦那さん〕


道明寺 陸奥君(30歳)は新進気鋭の人気作家である。


童顔で可愛く背も低い為、よく補導される彼は、家事全般もそつなくこなす上に、趣味の料理がプロ級という素敵な夫である。

多分ショタ好きのオネー様達には神に近いものがあるだろう。


だが、

彼にはあるスペックと特殊な性癖があった。

それはというと…


(再現動画再生~♪)

脇役A(ハ○グ○)

わざと肩をぶつけるて因縁をつけている。

「おら!ガキが!イテーだろうが!あー~?」

言い終わる前に脇役Aの身体は宙を舞い、地面に叩き付けられている!


脇役B(ハ○グ○)

「て、てめぇ~!フゴォ?」

応戦する暇もなく亀甲縛り(ボールギャグ付)で転がっている。


周囲が唖然とするなか、彼は何事も無かったようにその場から立ち去って行ったのだ。

(以上、再生終わり♪)


そう、

彼は格闘技経験者であり、しかもドSだったのだ!


作者が言うのもなんだが、

見た目とのギャップがあり過ぎて何だか怖い…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル!




プロローグ〔そのに:奥さん〕


道明寺 冴子さん(25歳)は、(株)鷹祭コンツェルン会長の孫娘であり第一秘書でもある。


容姿端麗で背も高く、おまけにモデル顔負けのスタイルの持ち主である。

語学堪能で秘書としての能力も高く、その上性格も◎と非の打ち所ない。

社内には非公式のファンクラブがある位だ。


だが、

彼女にはあるスペックと特殊な性癖があった。

それはというと…


(再現動画再生~♪)

脇役A(会社の同僚)

「さ、冴子さん!もう無理!勘弁して下さ~い(涙)!」

恒例の職場の懇親会、彼女の回りには酒を飲み過ぎた同僚達の屍の山が築かれている。


脇役B(同じ秘書課の同僚)

「先輩、何か変な音がしませんか?」

彼女の隣に座る後輩が、小刻みに震えるロ○タ○の小さな振動音に気づいた。


彼女はとぼけながら、他のお客や店員がその呑みっぷりに唖然とするなか、何事も無かったように酎ハイのお代わりをしている。

(以上、再生終わり♪)


そう、

彼女は大酒飲みであり、しかもドMだったのだ!


これも作者が言うのもなんだが、

見た目とのギャップがあり過ぎて何だかエロい…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル♪




プロローグ〔そのさん:回想〕


「ねぇ~ダーリン♪明日は何の日か覚えてる?」


土曜日の朝、ちょっと遅めの朝食を食べ終わった二人。

夫である陸奥君が食器の後片付けをしていた時、妻の冴子さんは食後のコーヒーを飲みながら彼にある質問をした。


「明日?勿論覚えてるけど。」

普段からポーカーフェイスな彼は、冴子さんのその質問に無表情で即答した。


「確か…」

彼が何かを言いかけたとき!

〈胸が!手足が!股間が!〉

いつの間にか彼女は縛られて、天井から吊るされてクルクル回ってる(笑)!

「初めて冴子さんが僕から縛られて喜んだ日だったと思う。」


「そうだけど、ちが~~う♪」

トリップ気味な冴子さんは此れは此れで、このシチュエーションをとても喜んでいる様だ♪

その歓喜の叫びを聞きながら、陸奥君は再び食器洗いを続けるのであった♪


「ア~ン♪プロポーズ記念日だし~♪」


…遠くで美人が回っている……。



プロローグ〔そのよん:コンプレックス〕


コンプレックス:(陸奥君の場合)

「冴子さんより背が低い事…。」

※陸奥君=158cm、冴子さん=174cm


時々寝ぼけた冴子さんから抱きしめられて窒息しそうになっている(笑)!


コンプレックス:(冴子さんの場合)

「目付きがきついのとアンバランスな胸の大きさかしら。」

※少々つり上がり気味、バストサイズK


昔のロボットアニメ『ガ○ー○』のヒロイン花○舞に良く似ているとオタク社員から密かに言われているらしい♪



プロローグ〔そのご:職業(補足)〕


職業:作家(陸奥君の事)

「今は、三本の連載と一本の読み切りを抱えてる…。」

彼は絵本~アダルト小説までジャンルを問わず、多方面でマルチに活躍する人気の作家である。

只、以外と恥ずかしがり屋な彼の素顔を知る者は少ない。


担当T

「先生、そろそろサイン会をか…」

『この携帯は現在使われて降りません。』

…いつもこんな感じである。

※因みにペンネームは、寺明 道(てらあき わたる)である。


職業:会長秘書(冴子さんの事)

「最近は、アメリカとイギリス、大阪位しか同行しておりませんよ。」

祖父である鷹祭 福博(たかまつり ふくひろ)会長の第一秘書として、その優秀さは取引先(メインは国外)のみならず、社内でも絶大な人気を誇る。

只、男性とのお付き合いは、陸奥君が初めてと意外な一面がある事はあまり知られていない。


取引先の社長(アメリカ)

「Ms. Saeko, how about having dinner after this?(冴子さん、この後ディナーでもいかがですか?)」

「I hate it because it's embarrassing!(恥ずかしいから嫌です!)」

…独身時代、いつもこんな感じである。



〈〈本編スタート〉〉


〔そのいち:王子様爆誕〕


二年前、『カクテルバー:パテカトール』


カンパ~イ♪

「許斐(このみ)、また別れたの?」

甲子園 許斐(きねぞの ことみ):冴子さんの高校時代からの親友である。

「ふん!30過ぎてママはないでしょ!ママは!いくら見た目が良かろうが、実業家だろうがドン引きよ!」

作者は『ブラッディ・メアリー』でやけ酒はお薦めしないのだが…


「確かに引くわね(笑)♪」

彼女も同じお酒を平気で飲んでいる(怖)!

「でしょ!冴子も彼氏選びは気をつけなさいよ!」

頷きながらお代わりしてる(益々怖)!


すると、

「オイ!マスター!何でこんなガキがカクテルなんて飲んでんだ!ア~!!」

酔っぱらいの一見客である。

「お客様、申し訳御座いませんが彼は成人男性です。」

「ウルセー!おら、ガキ!さっさとで…」

客が言い終わる前に一瞬で『早縄掛様雛形』に縛られた酔っぱらいは、外に放り出されていた。

「サブさん、ごめん帰るね。」

マスターに謝って出て行く彼こそが『道明寺 陸奥君』であった。


「凄いわね、あの坊や!って冴子?冴子ってば!どうしたの?」

目がハートマークである。


これが陸奥君と冴子さんのファースト・コンタクト(一方的な)であった。


少女の頃から友人にも隠し続けた、そんな彼女の性癖に火をつけた瞬間であった。



〔そのに:カミングアウト〕


「ありがとうございました♪」

しょんぼりしながら店から出て行く冴子さん…

あれから約一ヶ月、今日も彼(陸奥君)は『カクテルバー:パテカトール』に来なかった。

マスターからは、

『個人情報だから』

と名前以外は教えてもらえない。


「陸奥様………」

空をみやげながら彼女は呟いた。

『彼なら私の性癖を満たしてくれるわ!』

それは確信にも似た想いであった。

『あの問答無用の行動力!』

『それにあのプロ級の縛り!』

『あ~♪ポーカーフェイスも堪らないわ♪』


…年齢や身長は、気にならないらしい……

ドMモード全開である(笑)!

思い出すだけでも昇天しかねないようだ。

(冴子さん、ヨダレ以外も何か出そうな雰囲気なのが解るよ)


その時である。


目の前を彼が通り過ぎて行った。

すると、

「か、彼よ……彼よ!陸奥様!!」

冴子さんは周囲の目もはばからず、陸奥君の名前を叫んでいた。


「?!」

いきなり名前を呼ばれた陸奥君は、思わず立ち止まり振り返った。

するとそこには、見も知らずの女性(冴子さん)がスッゴい勢いで近づいて来るのが解った。


「あ、あの陸奥様!」

彼女は、走ったから息切れしてるのか、興奮して息切れしているのか解らない。

「…誰?」

それでも陸奥君は、相変わらずポーカーフェイスである。

すると彼女は、

「わ、私のご主人様になって下さい!」

…多分本当は『私の恋人になって下さい』と言いたかったのだろう。

つい、本音が先に出てしまったようだ(笑)!

『これじゃ絶対断られるわ(涙)!』

この時点で冴子さんは、絶望を感じ身悶えていた。

(喜んでいる様にも見えるけど?)


でも、

「…良いですよ。」

陸奥君は、いつもの様にもポーカーフェイスでOKしたのだ。


そしてこの瞬間から(ちょっと変な)二人の結婚物語が始まるのであった。


※因みに今日は近くの出版社でコミカライズの打ち合わせをした帰りだそうだ。












  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る