暖雪
闇夜を照す華が舞う
ふわりふわりと黄昏る…
瞳に写る華が舞う
触れれば何故か紅くなる…
どんどんどんどん華が舞う
私の身体は埋もれていく…
見えなく成る程華が舞う
時の流れを止めていく…
私を覆う華が舞う
深紅の衣を纏(まと)わせる…
刹那の狭間も動かせない
私の身体は動かせない
積もる華さえ暖かい
私の身体は動かせない
いつしか闇夜が私を包む
私の瞳に写らない
華弁一枚写らない
……私の身体は華になる……
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