蛮族、討伐すべし。
GM: さて、では皆さんどうしましょう? このまま村で一晩寝て旅の疲れをとってからゴブリン退治に行きますか?
それとも…
人間の
ドワーフの
GM: では少年の面倒を見ていた狩人のおじさんが森までは案内してくれます。すでに伝えた通り、彼はあくまで獣を狩る猟師でしかないので、蛮族のいる廃墟までは連れていってくれず、村へ引き返します。
狩人: 「すでに日が落ち始めている。夜の森は危険だ。十分に気をつけてほしい。幸運を祈る」
GM: さて、ここから先に進みゴブリンたちが拠点としている廃墟へ行くためには足跡追跡の判定を行なってもらいます。
一番、成功率が高いのはケイだからまずはケイが振ってみて。
ころころと転がったサイコロ2つの出目の合計は8。判定成功に十分な値です。
GM: それじゃあケイは
君がその足跡を追って森に分け合っていくと行く先にゴブリンとフッドが3匹ずつ、合わせて6匹の蛮族がいるのが見える。
ゴブリンたちはまだ君たちに気づいていないようだ。
戦闘を仕掛けるなら先制判定に+2のボーナス修正を貰えるよ。
人間の
一同: おー!
GM: それでは戦闘開始です!
まず戦闘準備に行動するキャラクターはいるかな?
ドワーフの
GM: 了解。それじゃあ、次はいよいよ先制判定。サイコロ2つを振って敵側の先制値以上になればパーティ全員が魔物より先に行動できる。
逆に相手の先制値の方が高ければゴブリンたちが先に攻撃してくる。
人間の
GM: ゴブリンたちの先制値は11点。ケイの勝ちだ! 君たち全員が先に行動できるよ!
タビットの魔法使いヴォーパル : 「それじゃあ、まずはオイラの範囲魔法で一気に削るぜ!」そう言うと【スパーク】の呪文を唱えます。
【 スパーク】は同じエリアにいる敵5体を同時に攻撃できる魔法だ。
敵は6体いるから、ランダムに1体を選び、その魔物は効果を受けない 選ばれたのはゴブリン。
ゴブリンとフッドは魔法攻撃が弱点のため、ヴォーパルの放った【スパーク】の魔法で7~9点のダメージを受けます。この蛮族たちのHPは10~16点なのでこれは相当大きなダメージです。
タビットの魔法使いヴォーパル : 「どんなもんだい! オイラを連れてきて正解だっただろ?」
人間の
バスタードソードを鞘から抜いてフッドに走り寄って斬ります。
人間の
GM : おお、すごいダメージだ。それじゃあ君に斬られたフッドは倒れた。
ドワーフの
ヘビーメイスの重たい打撃がフッドを粉砕する。
エルフの
GM : では戦士系のみんなの攻撃でヴォーパルがHPを削ったフッドたちは全滅する。残るはゴブリンだけだ。
ルーンフォークの銃手レベッカ : では私は【スパーク】の当たらなかったゴブリンを狙います。弾丸に【クリティカル・バレット】の魔動機術をかけて…
む。クリティカルには出目が1足りませんでしたね。弱点込みで12点の魔法ダメージです。
GM : それじゃあ、撃たれたゴブリンはギャッと悲鳴をあげる。残りHP4点。
これで、全員行動し終えたね。6匹の蛮族のうち、3匹のフッドは倒したけど、まだゴブリンが3匹残っている。今度はゴブリンが攻撃してくる番だ。
GM :ゴブリンは形勢不利と見るや、汎用蛮族語で「コウサン!コウサン!」と叫ぶよ。
ルーンフォークの銃手レベッカ:信用なりません。銃を構えたままにらみつけます。
GM:じゃあ仕方ない。戦闘続行だ。 1匹目のゴブリンは誰を狙うかな…サイコロで決めよっと。
(ころころ…)イルセリエを狙って攻撃するよ。
エルフの
ドワーフの
GM:ではこん棒の攻撃、物理ダメージ9点。
ドワーフの
GM : では2匹目のゴブリン。 おっと、またイルセリエに攻撃だ。
エルフの
GM : 最後のゴブリンは ケイに攻撃。
人間の
蛮族が手番を終えて 戦闘は2ラウンド目に突入。
人間の
【全力攻撃】は回避力が下がる代わりに攻撃のダメージを上げることができる戦闘特技です。
GM : 強いな。ゴブリンはその攻撃で倒れるよ。
ドワーフの
盾を捨てて、武器を両手持ちに切り替えて威力を上げる。
GM : いいね、2匹目のゴブリンも倒れたよ。
エルフの
(命中判定ころころ…)あっ…出目が低い! 当たりませんでした。
GM:ではイルセリエはゴブリンと目が合い、すくんでしまいます。
タビットの魔法使いヴォーパル : それを見て、ゴブリンに【エネルギー・ボルト】を撃ち込むぜ。
GM : その魔法で最後のゴブリンも倒れました。戦闘終了です。
エルフの
タビットの魔法使いヴォーパル : 「危なっかしくて見てられないぜ。やっぱりこのパーティには、オイラの最強魔法が必要みたいだな!」とドヤるよ。
一同:(笑)
人間の
目的地の廃墟へ着く前に蛮族の小集団を倒した冒険者たち。
しかし、蛮族たちが拠点とする廃墟にはもっと強力な魔物が待ち受けていることでしょう。
蛮族恐怖症のイルセリエ、大丈夫かな。
(続く…)
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