Prologue3.テンション上がる

眠る前にスマホを長時間使用していると、何だか寝つきが悪くなるような気がしている。

もう数年前から感じていることなので、夕食後にはパソコンやスマホを極力使わないように心掛けているのだ。


スマホやパソコンのブルーライトの刺激によって脳が興奮状態になり眠りの質を下げてしまうと言われている。

健やかな眠りには、落ち着きが必要なのだが、長時間のスマホ使用によってハイテンションになってしまうようだ。

テンションが上がると言っても、そういった脳の興奮をここでは指している。


私は先日、知人と連絡をとるために眠る前にスマホを使ってしまった。

就寝前にスマホを使うのは久しぶり。

この時には部屋中にWi-Fiの電波が飛んでいる状態なのだった。

電磁波に注意しているのだが、便利さを優先するとどうしても電磁波が強くなる環境に置かれてしまう。

眠る前のスマホはホントにおすすめではない。

久しぶりに使っただけで、テンションが上がってしまったらしく横になってから2時間経ってもまだ眠れなかった。


翌日、スマホの話題を同僚に振ってみると、何とアラームに使っているということだった。

それでもよく眠れているというから、驚きを隠せない。

どうやら、こういった電磁波による影響は、個々によって差異があるようだ。

枕元でのスマホの使用は身体に悪いと言われている。

特に頭部に近い部分にスマホが置かれているため、電磁波により脳波が乱れてしまうという研究結果も報告されている。

スマホから出ている電磁波により、脳波が乱れて身体に変調をきたしてしまうという人もいる。

海外では、大掛かりな調査を行なわれている国も少なくない。

その結果スマホの電源を入れて枕元に置いて眠る人は世界規模で少なくなってきている。


免疫機能の向上が求められている状況では、上質な眠りが必要とされる。

スマホより放たれる電磁波は、髪や衣類に帯電してしまうかもしれない。

そのため、眠る前には睡眠の質と大きな関わりがあるので、スマホ使用はすすめられていない。


けれども、日中でもスマホを長時間使っていると身体に支障をきたすことになるのではないだろうか。

そういった電磁波に対するささやかな防御として、メールやLINEで文章を書く時には機内モードにするようにしている。

機内モードは専門家も推奨している使い方なので、私も少しばかりではあるが安堵感を得ている。


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