突然始まるラブストーリー うぶな2人の恋模様

なんと

第0話 プロローグ

 愛されるよりも、愛したい、マジで。

って、曲は、いい曲だな。


それは、さておき。ぼくの名前は、成瀬俊。


 高校生になって、初めて好きな女の子が、できた。遅い初恋だ。


 いつも目で追ってしまう。話しかける勇気はない。


 また、誰かが、告白したらしい。即座に、断られたみたいだ。いつもの事だけど。


 誰か好きな男子でも、いるのかな。自分では、ないのは、わかってる。彼女とぼくの運命は、平行線で、進んでいるんだから。どっかで、角度が、変わって、交差する、そんな都合の良いことが、起きるとは、思ってない。




 学校には、秘密にしてることが、いくつかあるのを、打ち明けよう。


 喫茶店で、バイトをしている。たまたま、叔母さんが、経営しているので、そこのお手伝いとして、働きはじめた。いわゆる縁故採用ってやつだ。


 バイクの免許を取得して、バイクに乗っている。

バイクが欲しくて、バイトを始めたんだ。

 親は、まったく理解できない、なので、資金援助もない。自分で、なんとかするしかない。


あと、もう一つある競技をやっている。部活にはないんで、1人で頑張っている。


 学校以外での生活は意外と充実してる。おそらく、リア充だ。学校と学校以外では、同じ人間って思えないだろう。それくらい、学校では、空気になって、気配を消してる。目立たないように、心掛けてる。

 

 成績は、学年では、たいてい1番だ。なぜかって、そもそもこの高校に入ると思ってなかった。本命の県内トップの私立の高校入試のときに、高熱で、受験出来なかったって言うアクシデントがあった。それもあって、距離感がとりにくい、とっつきにくいひとって印象になってしまった。


 美少女の、あの子と、同じクラスになった。頭もきっと良い、勝手にそう思ってた。席が近くのとき、テストの点数が、みえてしまった。


 えっ、、点数、だいぶ悪い。しかも、見たの、バレた。めっちゃ睨んでる。


「ねぇ、ひょっとして、見えた?ぜったい、言わないでよ。今回だけ、本当に、たまたまこんなんだっただけだから。」



「うん、絶対、言わないよ。佐藤さんが、頭悪いなんて、そんなのみんなにバレたら、大変だもんね。」


あっ、、いま、とんでもない発言したんじゃ。


「なっ、、ちょっと、それ、ひどくない?」


「嘘、嘘、ごめん。そんなこと全然、思ってないから。」


 いきなり絡まれたせいで、なにも心の準備してなかった。彼女に最悪の印象を与えてしまった。マイナスからのスタートか、、どっちみち、ぼくには、関係ない。相手にされないし。







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