禅士院雨息斎(ぜんしいん うそくさい)は今評判の売れっ子イケメン霊能者。彼は助手の柳と共に、とある依頼を受けて山奥の洋館にやってきたのですが、何とそこで殺人事件が発生してしまい——?
仕掛けとしてはミステリでよくある山奥の洋館で発生した密室殺人事件——クローズドサークルの中で犯人を探すわけなのですが、とにかく禅士院雨息斎のキャラが濃い! それに輪をかけて、一々その先生の行動にツッコミを入れていく柳がおもしろ可愛すぎるし、他の登場人物たちも全員濃ゆ〜いので(ファルコン!!)ずっとニヤニヤニヤニヤしてしまいました。
アドベントカレンダー企画に参加されていた連載作ということで、一話ずつの引きも盛り上がって読みやすく、爆笑しつつも最後はなんだか心温まる不思議な一作。
この年末の笑い納めに、大変おすすめです!