最後のページ(12月25日分)
続きは新しい手帳に書くことにする。
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この最後の一文はインクが滲み、手帳全体は水に浸したかのように紙が全て波打ち、表紙の革が縮んでいる。
手帳がこのような状態になった経緯は不明であるが、現在は魔法使いの互助組織「夜の陽・昼の月」の本部で保管され、写本が多く作られている。
大戦前の多種族が生活していたイズワス大陸の、ありのままの様子を今に伝える貴重な資料である。
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