第3話

「”コウキ”と”カズヤ”は順当に育っているぞ。」

「くろみつさん。ふたりを”支柱”とするのですか?」

「”ゲームワールド”の生誕には儀式がいる。必然と生贄が必要だ。・メガールト・の大会を準備しておけ。プロもいくつかマークしておけ。これから面白くなる。(マーク)を強くしておけ。第一世代の”誕生”だ。」


SONYの内部では問題が起きていた。

「またあのゲームの”はめ技”ができたんですか?」

カルトは先輩に聞いていた。

「禁止手法はまだ行われていない。こちらのシステムだけでもなんとかできる。”ゲーマー”さんに連絡しろ!最悪”ブラック”さんに伝えろ。」

「もう連絡しました。」

「そしたらなんだって?」

「”今眠いからやる気ない”っとおっしゃっていました。」

会社全体は冷や汗をかいた。




この世界にゲームを生むのは簡単なことではない。

多くの時間を費やしてゲームは生まれる。

ひとつのゲームを生んでも、そのゲームがたやすく”おわる”ことがある。

”ゲームを守る”のは容易いことではない。

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