黒鏡〜コクキョウ〜
翡翠
第1章 鏡探し編 プロローグ
ぺちゃ、ぺちゃ、ブチッ。
「ヒッ!」
私は慌てて口を閉じる。
見たことも聞いたこともない無い光景に恐怖が全身を駆け巡った。
私が恐怖と混乱でパニックに陥っているうちに、後ろを振り返ると、目の前には何かが来ていたのである。
『みぃーつけた』
ゴリゴリ、ブチッ。ペタッペタペタペタペタペタペタ。
引き裂かれるような全身の痛みに耐えきれず私は目を閉じた。
舞台は数時間前に遡るーーーーーーーーーーーーーー。
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