あなたのいない左肩
彼女のことを考える。
たまたま仕事で、ぶつかった。それが左肩で、彼女は左肩だった。それからの関係。
正義の味方だけど人に言えない任務だったので、彼女の記憶は消した。彼女は、もう自分のことを覚えていない。
任務はまだ続いている。正義の味方らしく、なかなかスリルのある毎日。彼女のいない日常を、とりあえず任務で埋めている。
仕事が終わったら、また彼女に逢いに行こうと思う。思うだけ。多少、勇気が要る。だって彼女は自分を覚えてないし。2回目の初対面。いや普通に緊張する。警戒されたら終わりだし。
おっと。
任務任務。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます