第7話 妹ってこんなに可愛かったけ?

家ってなんだか落ち着きますよね、、

一人の空間っていうのかな?陰キャって結構、一人を好むんですよ。

僕みたいにね。

ただずっと一人でいたいわけではないんですけどね、、。

もしかしたら、今回の話で何か進展があるかも!

なんの進展かは言いませんが。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


学校を終えた祐樹は家に帰宅後、すぐに自分の部屋に向かった。


「やっぱり…自分の部屋って落ち着くよな」


ベットで横になり、天井を見つめる。

明日は委員長会議、、玲香さんと何もなければいいが…

そんな不安が彼の心を苦しめる。

しばらく、天井をじっくり見つめていると


「ゆうくん〜ご飯んだよ」


下の階からお母さんの声が聞こえた。

机の時計を見るともう7時を過ぎていた。


「は〜い」


……もうこんな時間か


僕はそのままリビングに向かった。

いつもどおり4人でご飯を食べていると、妹が突然、変なことを言い出した。


「…お兄ちゃんって恋したことある?」


「ぶーーーーーー、え!?」


僕は口に含んでいたお茶を拭いた。


「ちょっと、ゆうくん…何やってるの!」


「…ごめん」


藍は僕のことをジィ〜と見つめてくる。


「ないと思うけど、どんなんだろ?あんまり意識したことないな」


「ふぅ〜ん…そう」


それだけですか?と心で問いかけた。

ああ…びっくりした、まさか藍から恋について聞かれるとは。

しかし、珍しいな、妹が恋について、『僕』に聞いてくるなんて。

妹も、もう中学三年生…少しは大人になったってことか。

少しだけ、嬉しいぞ…兄として!

心の中で喜ぶ祐樹だったが、その時の藍は少し頬を赤くしていた。

食事を終えた祐樹はそのまま自分の部屋に戻り、きょうのできごとを整理していた。


「さて、今日はなんやかんやで色々良いことがあったぞ」


僕はそのまま机の引き出しからノートを取り出した。

なぜ、ノートを取り出したかと言うと、今日の出来事を記録するためだ。

そう!僕は反省したんだ。いちいち頭で整理していては脳が疲れてしまう。

なら!ノートで記録すればいいと!

僕って天才じゃないか!


「はははははははははは」


その笑い声は部屋全体に響き渡る。


「うるさい!」


「あ!?すいません」


近所の人からうるさいと言われてしまった。

ついでに近所の人は一様、僕の『幼馴染』にあたる人らしい。

親が言うには…。

僕はそこら辺は正直どうでもいいんだ。

幼馴染と言っても小6までしか付き合いがない。

中学に入学すると幼馴染とは一切、喋ることはなくなった。

それよりもこのノートを取ると言う作戦、なかなか名案だろ?


「陰キャが高校生活を楽しむにはやはり日々の計画を大事にしないとな!」


得意げに笑いながら、今日の出来事と反省点をノートに書き始めた。



『・・・今日、心配していた玲香さんとの件は案外なんとかなった。

・・・・それどころか二人の友達ができた。

・・・・源くんと蓮くんは二人とも陽キャ感が溢れているが、とてもいい人だった。

・・・・蓮くんはもしかしたら、玲香さんに恋をしてるかもって思う場面があった。

・・・・問題は委員長のペアが玲香さんということだ。

・・・・明日は委員長会議があるから、気をつけないと。』



「こんな感じかな?今日の僕って結構完璧な動きだったんじゃ?いや、だめだ!油断は禁物だ。とりあえず、明日の委員長会議を乗り越えないと」


時計を見るともう11時だった。


「もう、こんな時間か寝るか」


僕はそのままベットの横になり眠りについた。

朝、窓を通して太陽に日差しが祐樹の顔を照らす。


「う…眩しい」


僕はベットから起き上がり、洗面所に向かった。

今日は珍しく、寝癖がすごかった。

洗面所には珍しく妹がいた。


「あれ?藍がいるなんて珍しいな」


「私がいちゃ悪いの?お兄ちゃん…」


「そんなこと言ってないだろ」


「あれ?今日は珍しく寝癖ひどいね」


「そうなんだよ、ほんとに寝癖って治すのめんどくさいよな」


「ふぅ〜ん、ねえねえお兄ちゃん」


「…なんだよ」


「その寝癖、私が直してあげる!」


そしてなぜか俺は妹に寝癖を治してもらうことになった。

あれ?なんか最近、妹がおかしい?なんか、気持ち悪いぐらいに優しい。

そんなことを思いながらも、妹は僕の寝癖意を治し始める。


「悪いな、藍…わざわざ」


「いいのよ、別に、たまには……ね」


その笑顔は可愛すぎる!

さすが俺の妹!

藍は丁寧にお兄ちゃんの寝癖を治す。

しかしながら、最近の妹は可愛すぎる気がする。

体つきも中学生とは、て!何をやっているんだ!

妹だぞ!そんな目で見るな俺!


「ちょっと、お兄ちゃん!動かないで」


「あ…はい」

しかし、元気に育ったもんだな。

まあー中学の頃はほとんど喋らなかったけど。

そう思うとなんで急に?

頭の中で考えを巡らせていると…


「はい!終わったよ」


「おおお、ありがとう!」


「全然いいよ!」


その満遍な笑顔を僕は忘れない。

そしてそのまま、朝ごはんを食べて、僕は学校に向かった。


「2022年1月10日/改編」


・・・・・・・


妹ってほんとに可愛いですよね!

二次元に限りますが、、、今回は藍ちゃんのシーンを多く出しました。

特に意図は、、、、ご想像にお任せします。

読んだ感想などコメントしてくださると嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る