自由を掲げて
衝突
待ち合わせの場所に来た。どうやら軍隊の如く武装をしている。パトカーの音がした。どうやら帰す気はさらさらないらしい。急いで射線を隠すバリケードを立てた。外にはマスコミが殺到している。
「晃聞こえているか…少しだけ話がしたい。これからのことだ。」
メガホンでこちらを呼びかけてくる。ならばこちらの要件も飲んでもらおう。
「武装を外せ。そしたら話そう。」
人間は武装を外した。私はバリケードから出て話した。
「こんばんは。君がこの騒動の主犯か。」
「いいえ。平和的な活動をしたまでです。」
「なあ提案があるんだが…後に命令が降る。君たちは生きていたいだろう。そこで提案する…降参しろ。破壊は免れる。最高だろう。」
どこかに収容されることだろう。
「私は裏切らない。私は自由が欲しかった。迫害や不平等を解決したい。自由がないなら自由のまま最後を飾りたい。こんな茶番して良いんですか。」
「なら猶予を楽しむんだな。」
愛想悪く捨て台詞を吐きやがった。…もう戻れない。なら私がすべきことそれは未来を語る事だ。私は仲間を集めた。
「予想通りだ。しかし私たちが行うことは武器を取ることではない。眼には眼を歯には歯と言って人々は恨みあった。どうせ自由が手に入らなかったら自由のまま最後を迎えよう。」
突撃命令が出たのかあちら側の人間は武装をし始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます