第20話
小学五年生。
11歳の時。
俺は美少女幼馴染に振られて意気消沈していたが、実は振られてなかった。
それから19年の歳月を経て、漸く。
「これ、婚姻届。今すぐここにサインして」
「用意周到だな。おい」
高級料亭の個室にて。
俺はボールペンを走らせ、印鑑を押すことになった。
こうして、
俺達は籍を入れ、
恋人の期間なんてろくになく。
もうなんか、そのあれだ。
彼氏彼女の期間をすっ飛ばして夫婦になっちまったわけである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます