第7話

「....さぁ?」


「さぁ?ってそりゃねぇだろ。

俺は、今、30。もういい年なんだから真剣に家庭を持って

身を固めたいんだよ。何でお前と好き好んで見合いをしなきゃいけなくなってんだよ?」


母親が持ってきた縁談だった。

「才色兼備のお嬢様よ」

などと言われて写真とかは見せられぬまま、

気合を入れてスーツを着て来たのに。


「お前が来るとか!?なんで!?」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る