第15話

朝ご飯を食べに夜と同じ広間に向かう。朝食は魚や漬物のセットなどテーブルいっぱいにご飯が並んでいた。


朝ご飯を食べる習慣が無かった薫はゆっくりと箸を進めるしかなかった。一方、駆は白米をおかわりするほどしっかりと食べていた。朝食は大事なんだなと薫は思ったが、なかなかすぐには駆のようには食べられなかった。


このご飯を食べ終わったらチェックアウトして今回の旅行は終わりだなと感じると、薫は虚無感を抱えるようになっていた。

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