第6話
”一緒に過ごす時間を作ろう”
その言葉を信じて薫は連絡を待つ。薫の心情は複雑になっていっていたが、忙しく日々を過ごすことで誤魔化していた。
駆からの連絡はそれから3日後に来た。
「週末に旅行に行かない?」
突然のメッセージに薫は「はい。」と返信するだけで緊張が身体を痺らせた。
週末。
迎えに来てくれた駆の車に乗り込む。静かに進む車内でまだぎこちない会話。だけどゆったりと過ごせる時間に薫は駆と一緒に過ごしている時間はほのかに心に温かさを残す時間になっていっていた。
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