どろどろとめろめろ
バブみ道日丿宮組
お題:冬のドロドロ 制限時間:15分
どろどろとめろめろ
彼女に『あれが入ってるときってどんな気分なの?』と聞いてみれば、『そりゃぁ、中に入ってる感触がするよ』と返ってきた。
近いもので言えば、口の中、お尻の中と、大差ないという。
もっとわかりやすい違いがあるとすれば、全部が性感帯で、すごくわかるということらしい。
男にとってはよくわからないものだった。
出産の痛みも、生理の苛立ちもわからない。
わかるのは、射精の気持ちよさと、タラフク食べた後にくる吐き気と胃の苦しみ。そしてアルコール中毒という先輩からの嫌がさせ。
だからこそ、彼女が毎回どろどろと愛液を零しながら、痙攣するのは理解できなかった。
毎度のことなので、布団に大量のバスタオルを敷いてるが、それでも布団はいくらか水っぽかった。
嫌というわけじゃない。自分がやったことでこうなってるのだから、文句を言うのはおかしい。
「お姉ちゃん、拭いたよ」
「う、うん……」
彼女は未だにもぞもぞとベッドで呼吸を見出してる。
僕はといえば、彼女の身体を拭いて、バスタオルを洗濯機に入れ、コンドームやらティッシュやらをゴミ箱に捨ててた。
冬はこうして毎日のように繋がってる。夏は暑苦しくてこんなに気にはなれない。やはり彼女の中が暖かくて、居心地がいいのが要因かな。
「コーヒー入れて?」
ベッドでようやく体を起こした彼女がいったのは要望。
「わかった」
僕は断ることなく、台所に向かう。
やりたいことをこっちが散々やったのだ、彼女の要望はできる限り聞いてあげたい。
とはいえ、本格的なコーヒーは入れない。
粉を入れて、お湯を注いで完成。いわゆるインスタントコーヒーだ。
それを二人分入れて、居間のテーブルに置き、
「できたよ」
聞こえるようなボリュームで伝えると、数分も待たずとして彼女が出てくる。
「ありがと」
そのまま二人、全裸のまま居間でコーヒータイム。
暖房がかかった部屋とはいえ、冬で見るような情景ではない。
着るものを着るべきであろうが、
「まだやりたいの?」
反応するものは反応してしまう。これがあるから、お互いはしばらく服を着ないという習慣が出来上がってた。
「コーヒー飲み終わったらね。タオルないから次はお風呂場でお願い」
「うん」
自分でもわかるくらいに口端があがった。
僕は彼女の身体にメロメロで、彼女は僕の精液でドロドロになる。
それが毎日のサイクル。
どろどろとめろめろ バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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