しゃぼん玉

第1話

どうしてこんなに君を想うのか

　誰か教えてくれませんか

君はこんな僕の心（きもち）を一体、

　どうするつもりですか、どう責任をとるのですか

僕が君を忘れる時が

　ほんとにその日はくるのですか

君は僕の心（こころ）の中で僕を全部たべてしまった

美味しそうにたべる君の顔が、僕はとても好きだった

君の隣の僕はいつも　スースー寝息をたてていた

　僕の隣の君はいつも　スヤスヤきもち良さそうだった

君がみえても、みえなくても

　君の声が聞こえなくても

　僕の心（きもち）は溢れていた

しゃぼん玉のような君の心（きもち）は

　僕には少し手ごわかった

　　　せめて風船だったらな

　僕は時々呟いた。。。

君の心（きもち）がしゃぼん玉なら僕はつくり続けよう

優しく、大きくふくらまそう

　それは、かなり難しかった

でも、僕はつくり続ける

　今日も、明日も、あさっても