とある心の、断片のようなもの
Liebe
小説を書いて、公開してみようと思った。
ついさっき、アカウントを取得した。小説って、どこに書いて公開したら良いのだろう。検索して、何個か見てみて、カクヨムにした。特筆する理由はない。pixivは知っていたが、二次創作のイメージが強く、エッセイのようなノンフィクションの話を置くには、ちょっと違うような気がした。だからといって、これから書きたい文章を載せるためだけにブログを開設する気は起きないし。だったら既にあるサービスを使うほうが楽だ。私は文章を書きたいのであって、それを装飾したり、パッケージングしたり、自分をアピールする場を整えたいわけではない。
ずっと一人で抱えていた想いがある。知り合いには誰にも言うことができない状況下で、なんとかノートに想いを書きなぐり、自分なりに消化したつもりだった。今では、いい思い出になったな、くらいのことになったけど。
身近な人たちには話すことができず、この話をするためだけに疎遠な人に声をかけるのも憚られ、心の内にしばらく燻ぶらせていた。
あるとき、たまたま、このエピソードを共有しても良いかもしれない人を見つけた。偶然だった。向こうからしたら、青天の霹靂だったかもしれない。そこまで大事にはなってないか。それでも私にとっては、またとないチャンスだったので、思わず飛びついてしまった。
誰にも言えない、共有できない自分の想い。その人には、見て見ぬ振りをしながら燻ぶらせていた自分の想いに寄り添ってもらい、私が自分の心と向き合うお手伝いをしていただいた。本当にありがたかった。
その中で、「ネットの片隅に置かせてもらうくらいは、やっても良いと思うよ」という言葉をもらった。自分のために書きなぐった文章。何度も読み返しては泣いて、そしてまた自分の心を説き伏せようとしていた、あのときの文章。ずっと抱え込んでいても良いけれど、確かに世界の片隅にそっと置かせてもらうのは、自分の気持ちを昇華させる一つの方法としてはありなのかもしれない。そう感じたものの、暫く動けていなかった。
今日になって、そろそろあの想いを一人で抱えてなくても良いのではないか?と、ふと思ったのだ。そうして、ひっそり作った誰とも繋がっていないTwitterアカウントを掘り返した。カクヨムにアカウントを紐付けた。そうして文章を書き、早速公開した。まだ全部は書ききれていないけれど、細かいことを考えるのはやめて、こんな感じで進めていこうという気持ち。
数ある小説の中に私の想いをひっそりと紛れ込ませて、一人で抱えていたものを世界の片隅にそっと置かせてもらおうと思う。
もし、私の文章に出会ってくださった方がいたら。
もし、私の文章を最後まで読んでくださった方がいたら。
本当にありがとうございます。心から御礼申し上げます。これで、私の想いも報われます。ついに文章を公開しようと書き始めましたが、どうまとめていけば良いか自分でも見えていないので、説明などが足りなかったかと思います。開いてみて、戸惑わせた部分も大いにあるかと思います。それでも、私の文章に出会って読んでくださったあなたに、心から感謝申し上げます。
ありきたりな話ではありだろうが、形にしていけることを嬉しく思う。せっかく始めたので、ちゃんと区切りの良いところまでは書き進めていくぞ。書きたいものが書けた後どうするかは、そのときを迎えたら考えることとする。
2021/11/25
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