2012年5月12日(土)

2012年5月12日(土)


今日は、心底寒かった。

明日にもストーブを片付けようと考えていた矢先だった。

カイロス神あたりに感謝を捧げようかと思ったが、灯油が切れていた。

給油すればいいだけの話だが、次の冬までストーブを使う機会が訪れるとも思えない。

なんか、酸化しそうで嫌だし。

うにゅほと相談の上、対症療法的に上着を着込むことにした。

春物のジャケットを羽織り、パソコンチェアの上で体育座りをしながら、しばし打ち震える。

ふと横を見ると、うにゅほがソファで布団にくるまっていた。

ず、ずるい!

ソファは俺の寝床でもあるので、当然ながら端に布団が寄せてある。

「俺の布団はあったかいか」

「ぬー……」

なかば眠りかけていた。

そんなのどかな光景を網膜に映すうち、なんだか俺も眠くなってきてしまった。

大丈夫、寒さ故ではない。

寝ても死なない。

どうも最近、眠りが浅いのだ。

平均睡眠時間が今の半分でありながら、倍以上に活動的だった時期があるなんて、とても信じられない。

まあ、そんなことしてるから病むわけだけど。

俺は、空いていたうにゅほの寝床に体を滑り込ませた。

寝床交換である。

俺がうにゅほの布団で昼寝をするのは、そう珍しいことでもないけれど。

快い香りに包まれながら、ふと不安を覚えた。

俺の布団、臭くないかな。

最近干してないし。

安らかそうだったから、気にすることもないのだろうけど。

そんなことを考えながら、いつのまにか浅い眠りに落ちていた。

起きたときには忘れていた。※1


※1 日記を書いている最中に思い出した。

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