お前なんて、永遠に標本室で眠っていればよかったんだ

白銀の輝きと凍てついた青の煌めきがいりまじる。カイヤナイトの指先に青銀の粒子がまとわりついた。

「近づくな。お前なんて、永遠に標本室で眠っていればよかったんだ」

「仕方ないだろ。目が覚めてしまった」

ブルークォーツは悪戯めいた笑みを浮かべ、上級生の頬に手を伸ばす。

「久しぶりに遊んでよ」


2023/2/8

結晶庭園

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