彼は、星の海に溶けて、消えてしまった

これは“弟”だったもの。僕の行く道を照らす光だ。

青白い光は、まばたきするたび形を変えてふわふわと宙を漂っている。其処に“弟”の意識はない。彼は、星の海に溶けて、消えてしまった。

「僕は、お前をまもってやれなかった」

ちいさな粒子が指先にまとわりつく。

「一緒に、楽園の果てを、見たかったな」


2022/12/10

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