君の絶望のふちで待っている

君の絶望のふちで待っている。

はやく此方においでよ、と、手招くこともなく。気まぐれに星の子どもを砕いては、君の睛と似た青を探す。僕の核が、かがやきを失わない限り、この器は永遠を生き続ける。

「君が僕のもとにたどり着いたら。そうだなぁ、一曲踊ろうか」

月と星と君が奏でる円舞曲を、共に。


2022/9/26

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