いつか本当の"夜"へ君をつれていく。そう言って微笑んだ友は、もういない

いつか本当の"夜"へ君をつれていく。そう言って微笑んだ友は、もういない。核は砕かれ、澄んだ空にのぼる太陽が、残骸を見下ろしている。

「何故、こんなことを」

鉱玉の刃が喉元に突きつけられる。黄金の睛は、なにもいわない。

「答えろよ。……プロキオン」

「うるさいな。君は何も知らなくていいんだ」


2022/7/18

星満つるギムナジウム

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