高校教師

全校生徒に別れの挨拶をしている

今日でここを辞めるらしい


半分の人に好かれ、半分の人に嫌われる人になってください。


蒸し暑くて上の空だったのに、聞こえてきたから前をみた

はじめて人に見える。たぶんこの人の授業で覚えている言葉は何もない。

若者へ本音を伝えるこの中年男性の姿を目に焼きつけよう。次はどこへ行くの?

聞かないけど。さようなら


先生の名前、思い出せません。

私は44になりました

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

全てのものに終わりはあるから エム・レイ @M-REI

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ