第2章 14話
倒れ掛かってくるべニヤから、ジェードは覆いかぶさるようにして子供たちを守った。
まぁ、直撃したって骨折程度の怪我で済んだだろうから、助けたと言うと大げさだが、兎に角無傷で助けることが出来た。
子供たちの熱い視線が痛い。
「先生ありがとう」
「先生ありがとう」
「先生すごいね」
口々に言われ、耳をふさぎたくなった。
これだから、子供は無責任で、嫌いだというのだ。
どうせ、文化祭になったら死ぬ命を助けてどうしたかったのだろう。ジェードは髪をばりばりとかきむしった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます