第5話 犬神様の昼

犬神様と生活しているとあまり時計を見なくて済む。


「ああもう昼か」

犬神様から圧を感じると大体区切りの時間だった。


「一日三食は多いような…」

という事で昼はかなり少なめの食事を出している。


「ぶうぶう」

納得なのか不満なのか微妙な鳴き声を上げる犬神様だった。


「じゃあちょっとだけ散歩しようか」

私は昼休憩がてら犬神様と散歩をする事もある。


「あーおう」

犬神様も嬉しそうにしていた。


とは言え時間は短めだ。犬神様もそれを理解しているらしい。


「さすが神様だ」

私は犬神様を撫でながらそう褒めた。


「わんわん」

犬神様も嬉しそうだった。

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