君に私はまだ早い!!~保健室の先生として働いている私なのですが、まるでラブコメの主人公の如くモテまくる男子生徒に言い寄られて困っています。私は一体どうしたらいいのでしょうか?~
第22話 恋愛脳、強制矯正相談室 Vol.4
第22話 恋愛脳、強制矯正相談室 Vol.4
「えっ!? 七月君女装するの!?」
「しっ! 声が大きいです!」
「ど、どうしよう、カメラとか買ったほうがいいのかな?」
「絶対にやめてください」
「うわぁ……本気で嫌がってる……目、ガチガチだもん……」
「流石の先生でも、それをやったら嫌いに……はならないですけど、悲しいです」
「えぇ……そんなに嫌なら、どうしてそんな役引き受けたの?」
「だって、俺が引き受けなかったら企画自体が潰れてましたし……会長も困ってたので……」
「会長さんのために、頑張ったんだ?」
「まぁ、そうなりますね。今まで一緒に頑張ってきたんで、気まずいまま終わらせたくなかったっていうか、会長の最後の大仕事、絶対に失敗するわけにはいかなかったんで……」
「へぇ、そうなんだ。でも、そんな特別な事情があったとしても、あの七月君が女装……もしかして、会長さんの事好きなんじゃないの?」
「俺が……会長を……好き?」
「きっとそうだよ。そんな風に自分の身を犠牲にしてまで思いやれる相手になんて中々出会えないよ?」
「中々……出会えない……」
「うんうん。それに、式守さんも七月君より年上だから、相性はいいはず……もしかして七月君、私が好きなんじゃなくて、年上の女の人が好きなだけなんじゃ……」
「いや、それはないです」
「……どうしてそう思うの?」
「だって、会長はしっかりしてるけど、先生は意外とテキトーで天然ですから!」
「……はい?」
「それに、会長は相手を傷つけるような事は言わないけど、先生は平気でキツイ冗談とか言うし……」
「な、七月君?」
「会長の方が先生よりも全然精神的に大人だし、尊敬できます」
「ちょ、ちょっと……」
「でも、それでも俺が好きなのは先生ですから……なので、年上だから好きってわけじゃないです!先生だから好きなんです!」
「……嫌い」
「え?」
「私、七月君嫌い」
「と、突然どうしたんですか……」
「知らない」
「えぇ……」
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