2人だけの夜①(※)
Side 朔也
葵と俺は、薄暗い俺の部屋のベッドの上で向かい合った。
「葵、いいのか?」
「…何回も聞かないでよ…。」
葵は、顔を赤らめた。
「あの…俺さ、男の人とするの初めてだから、うまくないと思うんだけど…。」
「もう、そんなのいいのに。」
葵が頬をふくらませた。
それがもう可愛すぎて、俺のリミッターは割と簡単に外れた。
俺は、葵の小さな唇にチュッと小さくキスをした。
唇を離して、お互いに見つめ合うと、更に激しいキスをした。
「…っ、んぅ、ん」
互いの唇が、銀色の糸を引いた。
「…サクのえっち…。」
そう言って、キスだけで目を潤ませる葵が可愛くて仕方ない。
葵の服をゆっくり脱がせて、自分も服を脱ぐ。
「葵の体って本当に綺麗だよな。」
前に、バスタオル姿の葵の裸を見た時の事を思い出した。
「そ、そういうの…言わないでよ…。恥ずかしいんだから…。」
葵は、林檎のように顔を真っ赤にして、毛布で体を隠すようにした。
「隠すなよ。」
俺は、ゆっくり布団を引き剥がそうとしたけど、葵は恥ずかしがって、それをさせてくれない。
だから、俺はまたキスをした。
さっきよりも、うんと長いやつ。
「んん、んぅー…、ず、るぃ…」
キスをして力が抜けたところで、毛布を勢いよく剥ぎ取った。
隠そうとする前に、葵の体に手を伸ばした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます