サポータースタイル

 BBTの基本3スタイルの1つ。

 達成値操作から、振り直し、ダメージ支援の能力、行動値強化、味方の回復など幅広い支援を担当してくれるスタイル。

 ルールブックからスタイル随一の完成度を誇っており、自分が殴った時のダメージも強化できるため命中さえどうにかなれば瞬間火力はアタッカーを超える。

 その代わりとてもコスト消費が激しく、何でも出来るが何でもしてしまうと人間性をゴリゴリと消費してしまうという現実を私たちに教えてくれる。

 そのためサポートするものを出来るだけ限定していくのがよいが、やれることが多いのも困りもので、PCのキャラ性に合わせたサポートを選び選択していくことが大切だろう。

 人間性を捧げよ…。捧げよ…。


 私的にサポーターで重視していることは、

 1.味方の支援をする。

 2.味方に”合わせた”支援をする。

 3.余裕があれば、攻撃or回復、妨害などの+αを出来れば持つ。

 の三つをよく重視して作っている。従ってアーツの評価もそれによっていくことを心の片隅に置いていただきたい。


 ▼便利アーツ一覧

 ▲ルールブック

 《サポートフォーム》

 自動でアーツ強化効果を付与するものをつけるという激強能力。

 強くはあるもののしっかりとしたアタッカーとのすみ分けがされており、バランスもとれている。

 イニシアチブに《魔獣化》が若干傷。サポーターだとマイナーで《魔獣化》も視野に入れよう。


 《絆の救済者》

 お守り。

 だがこのお守りが自動取得で取れるということが重要で、とても大切なこと。

 これにより仲間の事故も防げ、これを前提にしたギミックなどもGMとして組みやすい。

 お守りではあるが、非常にPLとしてもGMとしても嬉しいアーツ。


 《ワンモアチャンス》

 自動取得で取れる振り直し。

 それだけで強い。これがあるとないとでは卓の安心感が違う。

 他のTRPGにもこれが欲しいところなのだが中々ない。残念だ。

 こういうところでBBTのユーザーフレンドリーを感じられる嬉しいアーツ。


 《アタックアシスト》

 ダメージ支援。サポーターとして仕事の一つが既にここにある。

 これのおかげでどれだけサポーター適正がないブラッド、ルーツでもサポーターが出来る重要アーツ。

 地味に自分も支援できる。殴りサポーターみたいな構築にするなら持ってるのも手。


 《環境構築》

 支援ついでに回復を行える。

 そのついでが大切であり、自身でメジャーを使ったりする回復の暇がないPCなどに持たせ、回復が出来る。

 キャンペーンや高経験点卓などでは《諸刃の技》というアーツでコストを減少させ、FPを削る関係上、あるとないとでは違ってくるため持っておきたい。


 《チャンスメイク》

 自身の行動権を味方に渡せる。

 殴れないサポーターの救世主のようなアーツで、これがあることでサポーターは殴り性能を全く持たなくても許される。

 結局火力を一点に集中させた方が効率はいいため、このアーツはとても重要。


 《フォローアシスト》

 自身には使えない味方に使うための達成値支援アーツ。

 達成値支援が出来るのは情報収集や、ギミック、攻撃の命中など使いどころが多く、これがあるかないかで仲間の立ち回りすら変えるかもしれないアーツ。

 純支援を目指すならすぐさま取っておきたいが、これを使うせいでサポーターは人間性がゴリゴリ減る。


 《ユニゾンアタック》

 コストが高くなり行動権を消費するが効果がほぼ二倍になった《アタックアシスト》。

 こちらで行動権を消費してもよく、《アタックアシスト》とこれで二回もルールブック時点で支援が可能というのはとても破格。


 《レスキューアシスト》

 低経験点帯だとお守り変わり程度だが、高経験点帯ならば持っておきたいアーツ筆頭。

 BSを全て回復するという地味に無法な性能をしており、コストも安く強い。


 ▲ディケイド

 《一気呵成》

 誰も『対象:範囲』の攻撃を持っていない場合、出来れば持っておきたいアーツ。

 コストは重いが、誰にでも付与できるため、R1回というのも強い。

 覚えておいて損はないもの。


 《クイックサポート》

 サポーターがマイナーで《魔獣化》をする原因の一つ。

 支援行動のみだが追加行動が出来、これでメジャーの支援アーツや、《チャンスメイク》が使えると考えると十分すぎる性能。

 ただしコストが重め、当たり前だ!!


 《軍神》

 メジャーを使うシーン中継続のダメージ支援。

 だが『種別:支援』を持ってないためそこだけ注意。

 最大+15ダメージをシーン中継続されるというのは大分強い。殴らないサポーターならば選択肢に入るアーツ。


 《電撃作戦》

 諸事情で動けないアタッカーなどの支援に使いたいときに使うアーツ。

 といっても、BBTでも場所取りは重要なので取ると便利といえば便利。

 ただ、対象がLV体なので複数体を動かすために経験点を突っ込むかといわれると戦略次第となる。


 《導きの言葉》

 セットアップで行動値を上げられる珍しいアーツ。

 行動値は高い方がよい時の場合が多いため、こういうので支援すると強い時もある。が、行動値の上げ幅なダイスの女神の気分であり、どれだけ上がるかは不確定なところが玉に瑕。


 《モーメントレスト》

 クリンナップの回復アーツ。《サポートフォーム》も乗るため馬鹿に出来ない回復効果となる。

 クリンナップというのも重要で、ボスの攻撃が確実に終わった後に回復できるのとLV3からの効果でBSも回復できるため邪毒などが消えるのもよい。

 経験値が余っていたら取っておきたい。


 《逆転の秘策》

 何故かスタイルにある打ち消しアーツ。

 ドミニオンアーツに対しては使えないが、アーツを打ち消せるだけでも十分ヤバイ性能だと言える。

 コストも罪なためサポーターなら結構気軽に使えるアーツで、どの場面でも強い。

 経験値と相談して取れるなら取っておきたいアーツ筆頭。

 ただ、打ち消すアーツに足しては多少知識がないと頭の処理が追い付かないことがあるため注意。どれを消すのが重要かしっかり相談しよう。


 ▲ドミニオンズ

 《アシストフォーム》

 《アタックアシスト》と《ディフェンスアシスト》効果量を上げる。

 どちらかを取っていれば選択肢に入り、どちらもかなり強いアーツまでに強化される。

 

 《破壊の導き手》

 他者に使用する罪のダメージ増加効果を強化するアーツ。

 意外とサポーターならありで、低経験点帯では特にサポーターは他者に罪でのダメージ増加が視野に入るため候補に挙がる。


 《リジェネレーション》

 アタッカーとディフェンダーは罪を自ら消費してしまうので、こういう回復アーツがあると強いのだが、いいタイミングでこのアーツを使えるかはタイミング的に中々難しい。

 そのため活躍の場が難しいので総合的には取りづらいアーツとして落ち着いてしまうが、効果自体は間違いなく強い。

 ただし、人間性消費が重い。


 《戦場一変》

 意外に悪さできるようで出来ないアーツ。

 移動系のアーツや、行動値上昇アーツ、回復アーツなどに使えると普通に強い。


 《危機払拭》

 回復効果を使えば全回復まで一気に持っていけるという強い効果を持つ。

 ディフェンダーならば『世界律:絶望』さえなければ1.2回攻撃を耐えることも出来るため、あるとかなり強く使える。

 このアーツ自体『種別:回復』を持っていなくても使えるため、支援を投げるついでに《環境構築》をしてこのアーツを使うだけで回復出来る。

 結構器用に使えるが、その効果は絶大。ディフェンダー目線でとてもありがたいアーツ。


 ▲アドヴェント

 《今だ!やれッ!》

 その名の通りのアーツなのだが効果は絶大。

 対象まで接近しなければいけないが、能力値*3ダメージの支援出来るぶっ飛んだアーツ。文字通り自分もぶっ飛ばされる。

 単純に基本能力値8ならば、《サポートフォーム》と合わせ+28ダメージ出来るため、接近が出来るような構成ならば取るのもありだ。

 なお、これと罪による復活で罪を2つ使うことだけは忘れてはいけない。罪管理はしっかりしよう。


 《ムーブアシスト》

 《電撃作戦》のイニシアチブ版。

 イニシアチブ版といってもこちらのほうが器用に差し込みが出来るため戦況に応じて使うことが出来る。

 RLV回という制限もゆるく、使い方によっては戦場を支配出来るだろう。

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