その10 たまには一人で ※
来栖社長と関係を持ってから、俺は社長と女装姿で何度もセックスした。社長とする時必ず女装するのはもうルールみたいになっている。
初めてのライブが終わった後、操とタケルくんと解散し社長と二人きりになった夜。俺は社長の家に連れ込まれてそのまま関係を持った。正直初めてだったけど、痛いのはほんの一瞬でその後も思ったよりかは痛くなかった。このまま関係を持っていけば幸男への好意を少しは忘れられるのでは? とそのまま三年くらい続いてしまった。
「……うわ、やっぱ変わったかも」
休みの日に自宅で着替えた時。俺は自分の上半身を鏡で見た。アナルでイキまくって身体がバグったのは胸には若干女の子みたく脂肪がついた。乳首も開発されて腫れ気味。
尻も前より厚みが出てきたからか、最近ズボンがきつくなった。太ももも脂肪が乗っかった気が……
「ヤラれる側は女みたいな身体になってくって知ってたけど、いざ自分がってなるとなんとも……なぁ」
女装の化粧を落とした顔と体型を見てアンバランスさを感じる。あんま良いわけじゃない顔に調教で女の子みたいになった身体が似合っていない。
「これ絶対幸男には見られなくないって……」
昔はよく幸男と風呂に入っていたが、もうそれは絶対に無理だ。義理の兄貴が女装して犯されてアンアン言ってるなんて聞きたくもないだろ……
「幸男はアンナとヤリたいとか思ったことあるのかな?」
俺は座り込んで床に転がっているバイブを見る。これ使いなと社長に渡されたそれだ。
「……ん」
幸男の顔を浮かべながら自分の乳首を触り出す。ぞくぞくしながら胸も揉みだす。
「ん、ひゃ」
さすがに射精まではいかないが勃起はした。手でそれを慰め射精する。
「……ふぅ」
トロトロになった頭が徐々に落ち着く。
「……」
まだあまり満足のいかない俺はローションで自分の指を濡らして軽く寝転んだ体制でアナルに入れる。
「ひあ、ふあ」
ぬぷんと指が三本根本まで入る。社長にされるようにナカを拡げる。
「ああん、ふ」
拡げ終わると、俺は床にある電源の入っていないバイブをそのままゆっくり突っ込む。正直これは形が変わってるやつなので、電源を入れなくても充分ぞくぞくしてしまう。
「ひぐ、ゆきおぉ……」
社長の目の前でこうやってオナニーさせられた日もあった。だから自分でアナルでオモチャを出し入れするのにも慣れてしまった。しかも今は幸男がオカズだ。
「や、やば、全部入ってる……あ、んああ!」
バイブを出し入れすると、俺は絶頂を迎え男性器を触らずに射精した。
「…………やっちまったぁ」
幸男をオカズに乳首とアナルでオナニーをしてしまい罪悪感だらけになる。社長に散々淫乱とか変態とか言われたけど、正直それが本当になりつつあるのを実感するのだった。
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