最強ゲーマー、異世界で無双する!
アストラル
プロローグ 最強ゲーマー
「またも勝ったのはタイガだぁ〜これで世界eスポーツ大会で前人未到の4連覇達成!」
ある場所でこんな声が響いた。その声の中心にいるのは日本から来た少年、一ノ瀬大河。大河は今、「世界eスポーツ大会」というゲームの祭典で優勝したのだった。しかし、その当本人は面白くなさそうにしていたのだった…
「はぁ…」
俺、一ノ瀬大河は面白くなかった。この間、「世界eスポーツ大会」で優勝したのは良かったのだったが、俺を倒せる奴がいないことに不満を感じていた。どの大会に行っても優勝し、周りから羨望の目で見られる。確かに周りから見ればさぞ羨ましいのだろうが、こちらからすればいい迷惑だ。そんな日々に嫌気がさしているのもまた事実だった。
「はぁ…なんかわくわくさせることないかなぁ…」
思わずそう呟いていた。最近話題のゲームでも買ってやろうかなぁ…と考えて思わず苦笑する。皆が娯楽だと思っているゲームも俺からすれば仕事なのだ。その仕事でストレスが溜まっているというのにそのストレスを解消するためにゲームしようと考えているとは…皮肉だなぁ…と思ってしまった。こんな日々が続くといずれは過労死するのでは…そう思いながら襲ってくる睡魔に抗わず、そのまま寝てしまうのだった。
それがこの世界の最後の日になるとは思わず…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます