コンビニでゴム買ってたJKとつきあう事になったので…

アオヤ

高校生活の始まり

「ハァ〜 高校入って一週間で中学の時と一緒じゃねぇか?」


中学時代の俺は男子からも女子からもからかわれる対象だった。

だから同じ中学の奴が居ない少しレベルの高い高校を選んで進学した。

だか、ナゼだ?

女子も男子も絡んで来ては俺をカースト最下位にしようとしている。

せっかく新しい環境でゼロからやって行こうと決めたのに・・・

ナゼだ?

入学して初日から性格悪そうなカップルと見られるクラスメイトに声をかけられた。

女子は池田佳奈とかいったか?


「ねぇ あんたんトコの中学、ココに入ってこれたのアンタ一人だよね?一人で寂しいでしょ?今日から私達が友達になってあげるよ。その代わりアンタはカースト最下位ね。」


「俺にも友達を選ぶ権利くらいあるんだが・・・」


「ねぇみんな聞いた?コイツ高校生活寂しくボッチで過ごすんだってさ。」


朝からこんなやり取りがあったが・・・・

クラスの他の奴らは全く無関心というか迷惑そうに他人事として観ている。

誰もこんな状況で仲裁に入る者など居なかった。


俺の高校生活がこんな風に始まってしまったおかげで、クラスメイトからはカースト最下位を略してと呼ばれる始末だ。

俺には青木翔という名前があるがたぶん誰も名前を覚える事無く卒業していく事だろう。

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