第192話 ハーレムライフ・バランス
オレにとってワークライフ・バランス以上に大事なのが『ハーレムライフ・バランス』である。
男の夢であるハーレムを良好な状態に保つのは、並大抵のことではない。
英知の指輪の効果もあり、オレと女性たちとの関係は揺るぎないが、メンバーの女性同士となると、そうは行かないのだ。
ハーレムの
彼女はオレの
ジェスティーナ主導の元、アリエスとアスナがそれをサポートする。
実は、オレのハーレムは3階層になっているのである。
第1階層はジェスティーナ、アリエス、アスナのオレの婚約者たちである。
第2階層はサクラ、エミリア、トリン、マリン、リオナ、リーファ、ステラの7名である。
この階層は主にオレがスカウトした女性たちで、
第3階層のセレスティーナ、リリアーナ、フェリン、アンジェリーナ、レイフェリアの
これら15名のローテーションを管理しているのは、第1階層の3人(主にジェスティーナ)なのである。
基本ローテーションは、第1階層は週に2回、第2階層は週に1回、第3階層は月1回。
ジェスティーナは、時折サプライズ・イベントを企画し、オレを驚かすのだ。
この前の1周年記念イベントでは、突如リオナが送り込まれたし、その後のハーレムメンバー全員登場にも度肝を抜かされた。
最近は、オレを驚かすことに生きがいを感じているようにさえ思える。
ジェスティーナの仕掛けは、実に細かい。
最近はメンバーの髪型や服装にも凝り始めている。
ポニーテール、ツインテールは勿論のこと、ハーフアップや
二人の女神の影響か、コスプレにも手を出し始め、チャイナドレスや、アオザイなど、オレ好みの衣装を着ることもあり、それはそれで萌える(燃える)のだ。
ジェスティーナは、メンバーの体調や仕事の都合などを勘案し、ハーレムのローテーションを決めているので、その日になってみないとオレの元に誰が来るのか分からない。
少ない日で1人、多い日には3人の相手をすることもある。
しかも何れ劣らぬ美女ばかりで、タイプは違えどみんな抜群のプロポーションで抱き心地も良いのだから、男冥利に尽きると言うものだ。
そして、今日のお相手はジェスティーナだ。
目の前には、モロにオレ好みのハイポジションのポニーテールが迫り、得も言われぬフローラルブーケのような甘い匂いがした。
その首筋を
どうやら今日のジェスティーナは、オレに自分の
後ろからジェスティーナを抱きしめると、当然手の位置には胸があるわけだ。
17歳になったばかりのジェスティーナの張りのある乳房がそこにあった。
「この温泉、
ちなみに今日の源泉は、アルカリ性単純温泉で無色澄明無味無臭の『湖畔の湯』に引いているお湯である。
当然、お湯の中でもジェスティーナの綺麗な体が見えるのだ。
「この温泉はジェスティーナが、一番最初に入ったのと同じだよ」
「え、そうなの?
あれから色々なことがあったわねぇ」と感慨深げである。
「オレもまさかジェスティーナと婚約するとは思わなかったよ」
「私は思ってたわよ、この人は私の運命の人だって確信していたわ」
「ありがとう、ジェスティーナが、オレの
オレは後ろからジェスティーナを抱きしめたまま、星を眺めた。
今夜もあの夜と同じように星が綺麗だ。
そして、どちらともなく唇を重ね、神聖なる愛の儀式へ進んで行くのである。
オレたちは、ジャグジーから上がるとバスタオルでお互いの体を拭き、倒れ込むようにベッドへ直行した。
そしてお互いの体を激しく求め合うのであった。
Hが好きと言うだけあって、ジェスティーナは迷いもなく快楽の追及に
そんな姿を見せられて、オレも燃えてしまうのだ。
ジェスティーナは目を閉じ、可愛い唇を突き出し、キスをせがんだ。
桜色の可愛いらしい唇にオレの唇を重ね、右手で形の良いヒップラインを愛撫する。
すべすべで吸い付くような柔らかな肌の感触と、フローラルブーケのような甘い女の匂いでオレの男の本能はムクムクと鎌首を
やがてお互いに舌を絡ませ、激しいディープキスとなっていく。
左手を背中に回し、右手でジェスティーナの弾力のある乳房を優しく揉みしだくと、可愛いらしい声を漏らした。
次に唇から耳たぶ、うなじへとゆっくりと舌を這わす。
そこから下へ移動し、張りのある乳房を円を描くように舐め回し、淡いピンク色の乳首を何度も攻める。
頃合いを見て更に下へ移動すると、可愛らしい桜色の花びらは既に濡れていた。
そこはもう十分に潤っており、オレを受け入れる体制は万全のようだ。
ジェスティーナの白く美しい脚を抱え、オレはゆっくりと体を沈めていった。
♡ ♡ ♡ ♡ ♡
ジェスティーナの中は相変わらず狭く、奥へ進むには時間が掛かった。
左手をつなぎ、右手で彼女の頭を撫で、優しくキスして、少しずつゆっくりと動く。
ジェスティーナの中は徐々に広がり、馴染んでいくのが分かった。
大きくM字に開いた脚を抱え、静かにゆっくりと動いた。
頃合いを見計らい、少しずつ動きを早めると、喘ぎ声の中に嗚咽が交じるようになり、やがて部屋の中に響くまでになった。
ゆっくりと時間を掛け徐々に高め合い、やがて2人で愉悦の頂点に到達するとオレはジェスティーナと共に果てた。
そのままジェスティーナを抱きしめ、そのままで余韻を愉んだ。
繋がったままキスを繰り返し、やがて舌が絡み合う激しいキスに変わる頃には、オレも元気を取り戻し、そのままの体勢で第2ラウンドへ突入した。
今度は体を入れ替えてジェスティーナが上になり下から突き上げる。
両腕はジェスティーナの乳房を揉みしだき、一体となって腰を動かす。
彼女の美しい金色の髪がオレの眼前で揺れている。
更に体位を変えてオレが仰向けとなり、ジェスティーナが上に乗る。
下から見上げるジェスティーナは、細身ながら理想的な体型で、その眺めは素晴らしいものだ。
吸い付くような
♡ ♡ ♡ ♡ ♡
ジェスティーナの快感は徐々に強くなり、下腹部はピクピクと痙攣し、仰け反りながら声を上げ
やがてお互いに2度目の絶頂に近づくとオレはジェスティーナの細い腰を抱えながら快感を
それから1時間ほど、お互いを貪り合い、何度も絶頂を迎える。
第3ラウンドが終わったところで、ジェスティーナは満足した様子であった。
「このあと、もう1人来るから相手してあげてね…」
そう言うとジェスティーナは階段を降り、自室へと消えた。
もう一人は誰だろうとベッドの上で待っていると、階段を上がって来たのはソフィアであった。
彼女はエレーゼ伯爵の異母妹であり、兄の悪事を忠言して不興を買い、1ヶ月もの間、地下牢に閉じ込められていたのを、オレが救い出したのだ。
体調を崩し王都で療養していたのだが、最近全快して秘書として復帰したのだ。
「カイト様、宜しくお願いします」
2人きりで話すのは、地下牢で会って以来のことである。
「ソフィア、君だったのか」
「でも、ここに来るのがどういう意味なのか、君は理解しているの?」
「はい、もちろんです」
「あの時、カイト様に助けていただかなければ、私は地下牢で息絶えていました」
「ですから、私の残りの人生をカイト様に捧げたいのです」
「そうかも知れないが、オレは偶然あの場所に居て、偶然君を救ったに過ぎないんだから」
「いいえ、そんなことありません。
カイト様に助けられたのは、運命だと思っています。
だから、偶然とか言わないで下さい」とソフィアは悲しい顔をした。
「ソフィアの気持ちは、良く分かった。
もう、これ以上何も言わないよ」
ソフィアはスリムであるが、バランスの良い美しいプロポーションである。
「私、お風呂は入って来ましたから、すぐに準備しますね」
そう言うと、着ているものを脱ぎ始めた。
上着を脱ぐと、そこに現れたのは、見事にそびえ立つ双丘であった。
元々、着痩せするタイプなのであろう。
ソフィアは脱げば凄いタイプなのであった。
これで今日の楽しみが一つ増えた。
図らずもオレの視線は、そこに行ってしまう。
それに気付いたソフィアが恥じらいを見せた。
オレはソフィアをベッドへ手招きした。
白く透明感のある肌、背中まであるオレンジブラウンの長い髪をポニーテールにまとめ、サファイア・ブルーの瞳、小顔でスッキリとした顔立ち、彼女は、間違いなく極上の美女である。
ベッドの上でソフィアを優しく抱きしめ、桜色の唇に口づけした。
そのまま舌を絡め合い、ディープキスへと移行する。
手に余るほどの大きくて形の良い乳房を揉みしだくと、声を上げ反応した。
右手で淡い草叢を掻き分け、ソフィアの
ソフィアは何も言わないが、恐らく男を受け入れるのは、初めてなのだろう。
乳房を舌で舐め回し、その先端を舌で刺激するとピクピクと反応し、声を出した。
ソフィアのスイートスポットはここか。
そのまま形の良い臍の周りを攻め、更に下に下がって、秘境に到達する。
その周囲を舌で刺激すると、大きく仰け反った。
随分と感度が良いようだ。
ここが2つ目のスイートスポットか…
オレはソフィアの脚を抱え、大きく開くとソフィアに言った。
「入れるけど、大丈夫?」
「はい、宜しくお願いします」
「分かった、オレに任せて」
♡ ♡ ♡ ♡ ♡
その瞬間、ソフィアは歯を食いしばり、痛みに耐えていた。
ソフィアの中は想像通り狭かった。
ゆっくりと、静かに動かしながら慣らしていく。
その度に苦痛の表情を浮かべていたが、やがてラブポーションの効果が効いてきたのか、動かせるようになってきた。
徐々に動きを速めて行くと、声を出して反応し時折、電気が流れるようにピクピクと痙攣した。
ソフィアは感度が良く、既にイク直前までの高みにあるようだ。
慣らし運転が終了したところでオレはアクセルを全開にした。
ソフィアの腰を抱え、動きを速めるソフィアは反応し声を上げて何度も仰け反った。
やがてお互いに
そのままソフィアを抱きしめ、快感の余韻に身を任せる。
その後オレとソフィアは体位を変え、何度も愛しあった。
2時間にも及ぶ愛の行為が終わると、ソフィアは疲れて寝てしまった。
起こすのも可愛そうだから、今夜はこのまま寝かせてあげよう。
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