第185話 アンジェラの誘惑
「えっ?、ちょ、ちょっと、アンジェラさん、それは困ります」
とは言ってみたものの、スレンダーでありながら抜群のプロポーションを持つアンジェラは、オレ好みの実に魅力的な女性なのだ。
オレの視線は無意識にアンジェラの豊満な胸に吸い込まれた。
それを見たアンジェラは、隣に移動しオレの手を取って、自分の胸へと導いた。
アンジェラからは、クラクラするくらい甘い女の匂いがしてきた。
オレの
「ハヤミ様、この体はもう貴方のものです。
わたし、前からハヤミ様に抱かれたいと思ってました」
普段のアンジェラはクールで知性的なイメージだが、今は成熟した女の色香が全身から溢れ出ていた。
「ま、待って下さい…
アンジェラさん、落ち着いて」
オレはグイグイと迫って来るアンジェラを、やっとの思いで押し留めた。
このまま、事に及んでしまっては、後悔すると思ったからだ。
ギリギリのところで、オレの理性が本能に勝ったのだ。
「状況を整理しましょう」
寸止めを食らったアンジェラは、潤んだ瞳でオレを見つめた。
「何を整理するのですか?
わたしは貴方に抱いて欲しいんです。
ハヤミ様も
それとも私がお嫌いですか?」
普段のアンジェラからは、想像もできない短絡的な発想だ。
「貴女が嫌いと言っているのではありません。
後で後悔したくないから、先に考えましょうと言っているのです」
「分かりました、お聞きします」
アンジェラは渋々、オレの話に同意し、ソファの上にちょこんと正座した。
「貴方は、何故オレに抱かれたいのですか?」
「それは、ハヤミ様をお慕いしているからです」
「あれ?、貴方は先程、ソフトウェア費用の代わりにと言っていませんでしたか?」
「いえ、はい、それは、方便なんです」
「え?、どう言うことですか?」
「だから、ソフトウェア費用の代わりと云うのは、私がハヤミ様に抱いて欲しくて、何か理由があった方が、良いかなと思ったので…
もぉ~、ハヤミ様、意地悪言わないで下さい」
「それじゃあ、ソフトウェア費用とか、貸し借りは関係なく、純粋にオレと愛し合いたいと言うことですね」
「だから、そうだと、言ってるじゃないですか」
あまり
「分かりました。
オレは、貴女との関係に、損得勘定を絡めたく無かったんです」
「ご免なさい、最初から素直に私の気持ちを伝えれば良かったですね…」
「そうです。
ビジネス絡みで体の関係を持つのは、リスクがあると思いませんか?
それにオレは貴女との関係を一夜限りのアバンチュールにしたくなかったんです」
「ハヤミ様…」
「カイトと呼んで下さい、みんなそう呼んでますから」
「ありがとうございます。
わたし、カイト様とヴィラで初めてお会いした時から、ずっと気になっていたんです。
帰られた後、しばらくして今度は領主様として帰って来られた時は、ホントに嬉しかったです。
それから何度もお会いする内に、だんだん好きになっていったのです」
アンジェラがオレに好意を持っているのは、彼女の熱い視線で感じていた。
恐らく、無意識の内に英知の指輪のスキル『魅了』が効果を発揮したのだろう。
「でも、カイト様は私のことをどう思っているのですか?」
オレはアンジェラを初めて見た時から、いい女だと思っていた。
しかし、仕事上、男女の仲になるのは
「オレは貴女を魅力的な女性だと思っているし、抱きたいとも思います。
でも、今までは大切なビジネスパートナーだと考えていましたから、貴女を好きかどうかと言われれば、恋愛対象として見ていなかったので、今はまだ何とも言えません」
オレは自分の素直な気持を吐露した。
「でも、貴女は素直に自分の気持を打ち明けてくれた。
オレも貴女をビジネスパートナーではなく、一人の女性として見ようと思います。
そうすれば、貴女を好きになると思います。
そんなオレで宜しければ、今夜は貴女の想いに答えましょう」
「カイト様、私のことを真剣に考えていただき、ありがとうございます。
今は私を好きでなくても構いません。
カイト様に私を好きになっていただく自信があります。
だから、私にチャンスを下さい」
「分かりました、貴女のお手並みを拝見しましょう」
オレはアンジェラの手を取って、ベッドルームへと
クイーンサイズの大きなベッドの端に腰掛けると、アンジェラは自分の着ている物を脱ぎすて、オレの服を一枚一枚脱がせていった。
何をするのかと思っていたら、一緒にシャワーを浴びましょうと云う事らしい。
全裸のアンジェラは、思っていた通りの素晴らしいプロポーションであった。
2つの#たわわな__・__#果実がオレの目を釘付けにした。
オレはアンジェラのするがままに任せて体を洗ってもらった。
秘め事は、体を洗い終わってからのようだ。
今回、オレは受け身に徹しようと決めた。
オレの体を洗い終わると、アンジェラは自分の体を洗い、それが終わるとバスタオルで丁寧に体を拭いてくれた。
彼女が髪を乾かす間、ベッドに腰掛け、一糸纏わぬアンジェラの美しい体を眺めた。
腰まであるチェスナットブラウンの美しい髪、玉子型の綺麗な顔の輪郭、理想的な鼻筋、長いまつ毛、サファイアブルーの大きな瞳に知性を宿す、才媛の誉れ高き美女をこれから抱くのだ。
ことを始める前に、オレのマストアイテムとなっている『ラブ・ポーション』をアンジェラに渡した。
その効能を説明すると、アンジェラは感心したように頷き、喉に流し込んだ。
すべての準備が整うと、アンジェラはオレの手を引き、ベッドへ導いた。
アンジェラは、献身的にオレに奉仕した。
ベッドサイドにオレを座らせオレ自身を刺激し始めた。
そしてイヤらしい音を立て、首を前後させて快楽へと導いた。
しばらくすると、2つのたわわな果実に挟み更に快感を与えた。
♡ ♡ ♡ ♡ ♡
その動きに反応し、すぐにオレのモノは回復した。
それを見てアンジェラは、ベッドに横たわると片肘をつき、綺麗な長い脚を開きこう言った。
「カイト様、お願いです…
それを、ここに下さい」
オレは黙って頷き、体勢を立て直すと、彼女の望み通りにした。
♡ ♡ ♡ ♡ ♡
その瞬間、アンジェラは声を上げ反応した。
奥まで到達し、ゆっくりと腰を動かすと、アンジェラはオレの背中に手を回し、キスを求めた。
徐々に動きを速め、アンジェラを攻めると、それに反応して色っぽい声を上げ感じ始めた。
アンジェラの反応はどれも実に官能的で、オレの煩悩を刺激した。
鮮やかなピンク色の頂を持つ2つのたわわな果実を揺らし、下腹部をヒクヒクと反応させ、それに応じてアンジェラのが、オレを締め付け、得も言われぬ快感を与えるのだ。
これは、
波状的な快感の波がオレを襲う。
アンジェラもそれは同じようで、官能的な声を上げ、全身で反応し既に何度もイッているようだ。
30分もの間、ひたすら腰を動かし、2人とも汗びっしょりになりながら快感を貪った。
やがてお互いに
それから2人は、何度も体を重ね、
何度目かの愛の行為が終わり、アンジェラが息を切らしながらオレに教えてくれた。
「いつもは、カイト様のことを思いながら、一人でしていたんです…
でも、実際にカイト様に抱かれたら、比較にならないほど気持ち良かったです」
確かにオレも気持ち良かったし、アンジェラとは体の相性が良いのだろう。
「君とオレの相性は、抜群に良いのかも知れないね」
「カイト様、わたし嬉しいです」
そう言うとアンジェラは、オレにキスしてくれた。
「わたし、ずっと仕事ばかりで、遊んでる暇もなかったし、素敵だと思える
これだけ魅力的なアンジェラである。
言い寄ってくる男は
「ところで、カレンさんは?、どこにいるの?」
「彼女は、隣の部屋にいます。
多分、壁際で聞き耳を立てていると思いますよ」と笑った。
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