第14話 心の傷を癒せるのは・・・愛
性転換した四谷友助が鳥居啓太に強姦されて、一夜が過ぎた。
職業・娼婦が出すフェロモンの影響でムラムラしたという鳥居の弁明・・四谷は許す気にはならなかったが、ここでコイツを殺そうが、ゲームマスターの作ったシステムにより、勇者は死んでもすぐに復活するし、この国際港・バクーの警察組織に突き出して牢屋にぶち込むなんてことをしたらクエストの成功率は大幅にさがりそうなので出来ない。
四谷「ムカつくけど、こんかいだけは許す。一度だけだからな。箱崎さんに感謝しろ。お前に襲われたのは箱崎さんに上書きしてもらった。」
昨晩、鳥居に襲われた俺を箱崎さんは朝まで慰めてくれた。
箱崎「まえに四谷君が人を殺すのを止めた時、私、なんでもするって言ったよね」
四谷「そうだったかな?」
箱崎「こんな病弱の私が、プレイヤーに選ばれたのって、暴走する四谷君を止めるのが私の役目。使命だと思う。」
四谷「ゲームマスターが効率・成功率最優先でクエストクリアしろって言うなら、もっと強い人をプレイヤーに選ぶだろうね」
箱崎「きっとクエストって、ひとりひとりの力じゃなく、チームプレイで協力して目的をクリアさせたいんだと思うの。」
四谷「まあ、医学生が新プレイヤーなのもパンデミックを止めるためだろうね」
箱崎「だから、私は私で四谷君のサポートをする。」
箱崎「まだ、傷は痛む?」
四谷「痛覚1/36の世界だし、傷なんて数十秒で治っているって。あんなの犬にでも噛まれたと思えばなんてことない。」
箱崎「そうじゃないの。心の傷。」
四谷「そうきたか・・・やっぱ、また思い出したら吐き気がしてきた」
箱崎「前に『人って命さえ助かればいいってもんじゃないんだよ』って言ったよね」
四谷「うん。覚えている」
箱崎「こころの傷を癒せるのは・・愛だよ」
四谷「愛って・・今の俺は女だぜ。女の俺を女の箱崎さんが愛せるの?」
箱崎「グレンさんは、愛情を注ぐ相手に性別は関係ないって」
四谷「まあ、あの人はガチレズだから」
箱崎「私は、いままで何度も四谷君に助けてもらった。」
四谷「・・・・・・」
箱崎「四谷君は、私の事が嫌い? カハベルさんやアォユーさんの事が忘れられないの?」
四谷「カハベルさんやアォユーさんは、忘れられるわけない。」
箱崎「そうじゃなくて、四谷君があの二人をどう思っていたか。いまでも失恋として引き摺っているか・・・その代わりに私を愛して欲しい。そして人類に復讐なんて考え、捨てて欲しい」
四谷「それ、後ろがメインだろ?」
四谷「俺と箱崎さんは似ていると思うけど、ある一面は真逆だよ。俺は家族に愛されていない。親父もおふくろも外で愛人囲ったり不倫を楽しむようなクズだ」
四谷「反対に、箱崎さんは両親から愛されているだろ?」
四谷「愛のない親に育てられた人間は歪んで育つんだよ。」
箱崎「だったら、私が四谷君の心の歪みを直す」
しばしの沈黙・・・箱崎は四谷の目から目を逸らさない。
箱崎「キスしよっか?」
四谷「箱崎さんは俺の事、嫌いとかじゃないの?」
箱崎「半分好きで。半分嫌い。だから四谷君を私が好きなように染め変える。」
四谷「分かった。目・・閉じる?」
箱崎「うん」
チュパチュパチュパ
箱崎「四谷君。いまのが私のファーストキス」
四谷「マジで?」
箱崎「信じてない?」
四谷「信じる、信じるよ」
箱崎「じゃあ、もひとつおまけのプレゼント」
箱崎は四谷の手を自分の股間にいざなう
四谷「えーと・・・」
箱崎「グレンさんは女性同士でもセックスは出来るって・・・アレ?は無い代わりにお互いの手を相手のあそこに入れるんだって」
四谷「無理してない」
箱崎「四谷君が鳥居さんに無理やりされたのに比べたらなんてことないと思う」
四谷は箱崎から目を逸らし俯く
箱崎「どうしたの?やっぱり嫌?」
四谷「童貞だったのに、女になって強姦されて処女散らして、アレが無いのにクラスメイトの女子にコクられて、嬉しいけど悔しいし、箱崎さんのは重い」
箱崎「私、体重は軽いよ。」
四谷「体重じゃないよ。愛が・・・重い」
四谷「いきなりとか強引にするのは止めよう」
毛布の中で裸で抱き合う二人・・・四谷は箱崎の右手首を握り、箱崎の腕を自分の胸に置く。
四谷「わかる?俺のチクビ・・立っている。」
箱崎「うん、わかる・・・もう、完全に女の子なんだね」
四谷「箱崎さんの胸もさわるけど、いいよね?」
箱崎「うん、いいけど・・・いい加減に箱崎さんって言うの止めて」
四谷「え?えっと下の名前で呼んだ方がいいよね? ありがとう紅末」
箱崎「うん、じゃあ、私もありがとう。友助くん」
四谷「友助くんはちょっと。もう俺、いまは女なんだし」
箱崎「じゃあ、ゆーくん」
箱崎の胸部装甲を四谷の手が優しく撫でる。
四谷「あ、紅末のチクビも立ってきたよ」
箱崎「ねえ、キスしながら触って」
四谷「分かった。なんか嬉しくなってきた」
箱崎「それはね。人は人と触れ合う事で『オキシトシン』って幸せホルモンが分泌されているんだよ。」
四谷「それもグレンさんから聞いたの?」
箱崎「違うよ。お薬の勉強がてらに自分でいろいろネットを検索してしらべたの」
四谷「あ、あそこがジンジンしてきた。ヤバイ、なんか漏れそう。」
箱崎「おトイレいく?」
四谷「あ、これ小便じゃないや。愛液が溢れている」
箱崎「ゆーくん。どうする?」
四谷「紅末ちゃん、先に俺のあそこに指いれてみて」
箱崎「え、ええ・・・」
四谷は自分の右腕の指を箱崎の右手の指に絡めて自分の秘所に誘う。
箱崎「濡れているねエ」
四谷「濡れているよ」
四谷「紅末にPが有ったらよかったのに」
箱崎「もう、何言っているの?」
四谷「ん、MP回復しているし、ちょっと試すか・・」
四谷は右腕を箱崎の股間の上にかざして目を閉じ念じる。
四谷「生えろ・P」
箱崎「ええ・え・・・なに何か身体が熱い」
箱崎の股間に立派なPがそそり立つ。
四谷「お、マジで成功した。」
箱崎「あ、あ・ああ・私、女の子なのに男の子のアレが・・・」
四谷「そのままそのまま」
四谷は箱崎に股間に生えたばかりのアレを口に含む。
箱崎「四谷君・・わたし恥ずかしいよ」
四谷「大丈夫。優しくするから」
四谷「箱崎さんのアレ、口の中でどんどん大きくなる。」
四谷のフェラチオによって大きくなった紅末のP・・こんどは四谷が上に乗る騎乗位の形で箱崎のPの上に跨る。
箱崎「久末は、こういうの初めてだから上手く出来ないけど」
四谷「俺はひとつになれて嬉しいよ。ふたなりチンポいただきました」
さすがに疲れ果てた二人は同時に倒れこむように眠りに落ちた。
その様子を扉の外で聞いていたグレンは、二人が冷えないように毛布を掛けなおす
グレン「友助・紅末・・よかったね。おめでとう。」
翌朝・・・ふたりは目を覚ます。
箱崎「わたし、四谷君にヴァージン捧げるって言ったのに、捧げてない」
四谷「うん、知ってる。箱崎さん・・紅末のヴァージンはまた今度、MPが回復してから貰う事にする。」
・・・・・・・・・
話し合いの結果、チームは二つに分かれてタシケント王国に向かうことになったが、
メリットとしては、マップ踏破率の上昇や情報収集だが、デメリットとしては戦力の分散、意思疎通の困難などデメリットの方が多く、バトルで圧倒的不利になった際にファストトラベルで逃げる事も不可能になる。
四谷「一度、ジフォン島に寄ってみたかったんだけどなあ」
箱崎「アォユーさんたち、まだ生きているかもしれないけど」
時館「いや・・むずいっしょ・・カハベルさんだって40幾つで亡くなる世界だよ」
四谷「あの二人は生物魔法が少しだけ使えた。だから寿命が減るのは遅いかもしれない」
鳥居「じゃあ、チーム分ける前にいっぺんジフォンに言ってから別れるか」
四谷「鳥居の意見に従うのはムカつくけど、それが最適かもな」
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