華に花を抱く

ひよらん。

第1話 幸せの輝きと泥の匂い

夢にまでは見ていなかった。

全てそれは現実。

それでも子供たちの寝顔は天使のようで眺めているだけで1日の疲れも吹っ飛んでいくようだ。

私のお腹にはすでに私の遺伝子を受け継いだ小さな、そして元気な生命が誕生するまでの時間を私から色々なものを吸い上げて育っている。

長女、次女、ととても元気に生まれてきた。

2人とも元気に毎日泣いたり笑ったり喧嘩したり。

そんな姉妹も、お腹の子の誕生を楽しみにしてくれている。







でもそれは私にとって複雑なものだった。

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